旅館が助かる「帰り際の行動」…やりがちな“浴衣まとめ”“布団たたみ”は必要?

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今週末からゴールデンウィークということで、温泉に入りながら旅館でゆったり過ごす人も、多いのではないでしょうか。
そんな今だからこそ知っておきたい、良かれと思ってしていた行動が、実は旅館の負担を増やしてしまう可能性があるということ。いくつかの旅館に聞いたところ、それは「帰り際にしがちな4つの行動」の中にあることが分かりました。
旅館のために良かれと思ってやっていた行動は、やった方がいいのか?やる必要がないのか?をみていきます。
チェックアウト当日の朝に、やりがちな4つの行動です。次のうち、本当に旅館が助かるのはどれでしょうか?
(1)浴衣をまとめる(2)布団をたたむ(3)座卓(テーブル)を戻す(4)鍵をかけない
みなさん、身に覚えがあるのではないでしょうか?
1つ目の「浴衣をまとめる」です。
これは、「旅館が助かる行動」です。
清掃担当者が回収しにくるので、「一カ所にまとめてもらうと助かる」そうです。
ただ、「濡れたタオルを畳の上に置かれると、畳が傷む原因になるのでやめてほしい」とのことでした。
2つ目は、「布団をたたむ」です。
これは、「旅館が助かる行動」ではありません。
その理由は、布団をたたんでしまうと、旅館の人の作業が増えるからです。
清掃の時、シーツをはがすために「たたんだ布団を広げることになるので大変」なのだそうです。シーツをはがして別にまとめればとも思いますが、間に忘れものが紛れていることもあり、「探すのが大変になってしまうこともある」のだと言います。
旅館としては、「布団はたたまず、そのままにしてもらって大丈夫」とのことでした。
3つ目は、「座卓(テーブル)を戻す」です。
こちらも、「旅館が助かる行動」ではありません。
清掃する際に座卓を運ぶので、「元の位置に戻しても手間は変わりません」とのこと。「お客様の負担を考えると、そのまま結構です」という声がありました。
そして、4つ目の「鍵をかけない」です。
こちらは、「旅館が助かる行動」です。
旅館としては「清掃の際に、事務所に合鍵を取りに行く手間が省ける」「“チェックアウト済”だとすぐに分かる」とのことで、「鍵をかけないほうが助かります」という声がありました。
旅館によってルールが違いますので、宿泊先で「鍵はかけたほうがいいですか」などと確認すると、よりスマートかもしれません。
(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年4月25日放送)

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