【独自】「手震えてるし、目泳いでんで!」“愛車”盗んだ男を直接問い詰め…一部始終を撮影 警察による“確保の瞬間”も 大阪市

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大阪市で「モペット」と呼ばれるフル電動自転車が盗まれ、40歳男が占有離脱物横領の疑いで逮捕された。被害に遭った男性が男を直接問い詰める一部始終、さらにその後、警察官が男を取り押さえる瞬間をカメラが捉えていた。
防犯カメラが捉えた容疑者確保の瞬間の映像。自転車で逃げていた男を警察官が取り押さえる様子が映っている。
他人の電動自転車を持ち去った、占有離脱物横領の疑いで逮捕されたのは、古川貴久容疑者(40)。この少し前、被害に遭った男性が、古川容疑者を問い詰める様子が記録されていた。
被害男性:自分やろ!これ取ったん。古川容疑者:取ったの俺じゃないです。
事件は4月1日、大阪市内で起きた。被害男性が所有する「モペット」と呼ばれるフル電動自転車がマンションからなくなっていた。
そこで男性が、モペットに取り付けていたGPSを確認したところ、盗まれたフル電動自転車は盗まれた現場から約350m離れたマンションの駐輪場に止めてあった。
被害男性:(モペットは)壊されていました。マンションのステッカーであったりとか、バッテリーの鍵もですけど、付けていたものは全部取り外されていて、そのバッテリーの鍵も壊されていました。
男性が警察に連絡しつつ、その場で待ち伏せしたところ、バッテリーを持った古川容疑者が現れ、男性のモペットに近づいたことから、男性はすかさず撮影を始めた。
被害男性:あんた、自分の自転車取ったやろ。古川容疑者:は!?被害男性:なぁ、これ誰の自転車?古川容疑者:は!?
被害男性:誰の自転車これ?古川容疑者:これ?違う俺こっちの…あんた誰?被害男性:あんた今(このモペットの)バッテリー持ってたやん。古川容疑者:違う違う、どういうこと?被害男性:じゃあなんでバッテリー入れたん?古川容疑者:え?
古川容疑者は、別の電動自転車と間違えたと主張。しかし納得いかない男性が、さらに問い詰めると、古川容疑者に異変が生じた。
古川容疑者:えっとね、ここに……。被害男性:じゃあ、この鍵何?古川容疑者:これ?被害男性:手震えてんで。古川容疑者:震えてないよ。被害男性:手震えてんで!なんでこんな鍵持ってるの?手震えてるし!目泳いでんで!
古川容疑者:一回聞いてくれる?鍵あるやんか、鍵何個か持っててやんか俺、一回俺鍵あったのに、もう一個(別の)鍵もあったのよ。(それが合うか)試したくなったわけだ。それはホンマなんよ。被害男性:めちゃくちゃやん、何をゆうてる。それを試して他の人のチャリを試そうとすんねん。で、バッテリー持ってんねん。何でバッテリーが出てくんねん、俺のバッテリーが。古川容疑者:上(部屋)で試した。被害男性:これ人のやつやん、自分のやつちゃうやん。古川容疑者:ちゃうよ。
被害男性:バッテリーをそもそも上持ってたってことや、窃盗やん。古川容疑者:それはおかしい。被害男性:せやろ、自分の自転車ちゃうんやろ。古川容疑者:ちゃうちゃうちゃう。被害男性:これ自分の自転車ちゃうのにさ、上持ってった時点で窃盗やん。
押し問答が7分以上続いたところで、到着した警察官が任意で話を聞こうと古川容疑者をパトカーへ連れて行った。しかし古川容疑者は一瞬の隙をついて走って逃走。その後、知人とみられる人物が運転する自転車に乗り、警察官を振り切ろうとしたが、警察官が古川容疑者を取り押さえた。
現在も警察の取り調べを受けている古川容疑者について被害男性はこう推測する。
被害男性:(モペットがあった駐輪場に)壊れている直結されている電動自転車とかが他にも二台あったんですね。だから、これはもう常習犯だなというふうに思いました。
警察は、事件に関与した他の人物がいるかどうかも含めて捜査している。(「イット!」4月17日放送より)

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