【独自】「1200万円」高級車 3分で盗難 ロックしたのに…犯行の瞬間 “新たな手口”各地で被害

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真夜中の住宅街に現れた、犯行グループ。1,000万円を超える高級車を盗み出す、一部始終がとらえられていた。
15日の午前1時半ごろ、福岡市内の細い道を銀色のセダンが通る。
セダンが入っていったのは、高級車レクサスが止まっている駐車場。
すると、その3分後…。施錠されていたはずの白いレクサスがバックで動き出し、あっという間に、盗まれてしまった。
車を盗まれた男性は、仕事で駐車場を利用していて、しっかりロックをかけて止めていたという。
被害者・松原徹夫さん「ここに止めていたはずなのに、ないですね。レクサスに確認したら、最終停車位置がここだということなので」
盗まれた車は、1,200万円相当する高級車。
犯行当時、セダンの不審な動きに気がつき、通報した人は、犯行グループの様子について、「レクサスの左前がこじ開けられていて、格好が覆面っていうんですかね。3人はいたんじゃないかなと思います」と証言。
目撃者によると、間近で見た犯人は身長170cmほどで、黒ずくめの格好だったという。
さらに、犯行グループは…。
被害者・松原徹夫さん「“車をいじって持っていった”と。どこかガパっと開けて、やっていたみたい」
この犯行グループの手口について、警察は「CANインベーダーを利用した可能性が高い」と分析している。
CANインベーダーとは、専用の端末を車の配線に直接接続。
エンジンなどを制御するシステムに侵入して、ロックを解除する手口。
この新たな手口では9月、岐阜県でも、車の窃盗被害が起きていた。
この時盗まれた車も、今回と同じレクサスだった。
狙われるのは、主に電子制御された最新の高級車で、警察は、ハンドルやタイヤを物理的にロックするなど、対策を呼びかけている。

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