「ラブホ行こうね」80代男性の“安キャバ”常連客がセクハラ発言を続ける意外なワケ

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大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。先週、ファンデーションと下地を購入したら、帰り際に店員のお姉さんから、アンチエイジング系コスメの試供品をいただきました。もうそんな年なんだなあ、と驚いています。大学生の女の子たちと一緒に働いていると、自分がアラフォーなのを忘れてしまいそうになります。
その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信をしています。

◆安キャバで鏡月を売りまくっていた

緊急事態宣言が発令されたり解除されたり、緊急事態宣言がやっと解除されたと思ったら、今度はまん防(まん延防止等重点処置)が発令されたり解除されたりで、なかなか銀座に出勤できなかった頃、西武池袋線の某駅から徒歩数分のところにあるキャバクラで働いていました。

お店には素人っぽい子もいれば、百戦錬磨のベテランもいて、中にはおそらくですが私と同様に都内のお店に在籍しながらこっそり出稼ぎに来ているのだろうな、と思われる女の子もしれっと出勤しており、キャスト陣はかなりバラエティ豊かでした。

セット料金がたしか1セット(50分)4,000円とかで、そこにサービス料とタックスが入ったとしても、かなりリーズナブル。1~2万円で、あのランクの女の子と飲めるとなるとコスパはいい方だと思います。実際に、お店は繁盛していました。

ただ、お安いお店なのでお客様の層は言わずもがな……という感じ。X(旧Twitter)でよく目にする「痛い客あるある」そのまんまのお客様もたくさんいらっしゃいました。

今日は、そんな某安キャバで出会った「自称テクニシャンおじいさん」との思い出を振り返ってみたいと思います。

◆自称テクニシャンおじいさん

週3~4回程の頻度で来店する、推定80代のおじいさんがいました。ポマードで撫でつけた白髪はいつも清潔で、お召しになっているものは、絹やカシミヤだと一目でわかる上質なものばかり。とってもお洒落な方でした。

色が白くて、上気した頬が可愛らしかったのを覚えています。

けっこうな頻度でお店を利用していらっしゃいますが、指名している女の子はいません。いわゆるフリーのお客様です。太客ゲットのチャンスにもかかわらず、女の子たちの対応はクールで、誰も一生懸命接客している様子はありませんでした。

そのワケはどうやら「Hしてくれたら指名するよ」と、彼が推定80代にしては若いガッツを見せまくるから。ほとんどの女の子が「あの席には着きたくない」とボヤいていました。

おじいさんによると「1日に何回だって君を満足させてみせる」とのこと。

すでに鏡月をたんまりいただいていたのでうろ覚えなのですが、彼はなかなかの苦労人さんでいらっしゃいました。9人兄弟の長男に生まれて、いつも貧しかったことや、ときには警察のお世話になったことなどを話して聞かせてくれました。

「今は男とか女とかは関係ないよ。若いうちにたくさん苦労しなさい。苦労は体力があるうちにしかできないから」とおっしゃっていたような気がします。すごく良いお話を聞いた気がするのに鏡月のせいでうろ覚えなのが悔しいです。

一瞬だけキリッとした彼のことを一瞬だけ「かっこいい」と思ったのですが、数分後にはやはり「だからね、君もパパと同伴しようね」です。「嬉しいです」とやり過ごしました。

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