同じ医師の手術で死亡事故3件、がん患者が肝切除で大量出血…2件は「事故でない」判断覆す

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東海中央病院(岐阜県各務原市)は、2016~22年に、手術中に患者が死亡する医療事故が3件あったと発表した。
3件とも同じ男性医師が担当しており、この医師は昨年6月、「一身上の都合」として自主退職した。
同病院によると、医療事故は16年2月、18年8月、22年2月に発生。60~70歳代のがん患者に対する肝切除の手術中、静脈損傷などで大量出血が起き、いずれも出血性ショックで死亡した。
同病院は当初、16年と22年の事案については医療事故ではないと判断していたが、保健所からの指導などを受け、国の医療事故調査制度に基づいて外部委員を含めた事故調査委員会を設置した。
調査委員会は再発防止策として、手術の実施の可否を慎重に検討することなどを求めた。さらに、制度の理解が不十分として、「院長はじめ病院幹部に対する再教育が必要」とも指摘した。病院は3件とも遺族に説明し、第三者機関の医療事故調査・支援センターに報告したという。
松井春雄病院長は、「患者のご冥福(めいふく)をお祈りし、遺族の皆様に深くおわび申し上げる。調査結果を真摯(しんし)に受け止め、安全確保と再発防止に取り組む」などと書面でコメントした。

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