「またあいつのホラが始まった…」“札幌女子大生遺体遺棄”容疑者(53)が「自衛隊時代」に積み重ねた“数多のウソと300万の借金”「すすきののソープやキャバクラに入り浸り…」

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「今日も生きてる?」「なんでしんどいの?」“自殺願望の若い女性”を次々引き寄せた「札幌女子大生死体遺棄」容疑者(53)の“怪しい魔力”「私もタトゥーを入れてほしかった…」 から続く
「空想癖がとにかく強い人でした。『仙台の訓練で1番になった』とか、『あそこのお店の店員の娘と付き合っているんだ』とか……数え上げればきりがないですね。調べればすぐにわかるし、先輩にも後輩にもバレているのに、全く気にしないんです。意思の疎通は確かにできるんですが、自分の世界に入り過ぎているというか。出来の良いロボットと会話をしている気分でした」(陸上自衛隊時代の小野勇容疑者の同僚A氏)
【画像】メイド喫茶で働いていたころの被害者の瀬川さん
北海道・札幌市のアパートで女子大学生・瀬川結菜さん(22)の遺体が発見された事件。このアパートに住む小野勇容疑者(53)=死体遺棄容疑で再逮捕=は、北海道警察の調べに対し、瀬川さんの殺害を認める供述をしているという。
小野容疑者(Facebookより)
一方、事件の全容解明に向けて一つの焦点となっているのが、小野容疑者がツイッターで「3人目」とつぶやくなど、他の犠牲者の存在を示唆していることの真偽だ。
小野容疑者が高校卒業後、初めて社会人として働き始めたのが北海道・千歳の駐屯地にある陸上自衛隊第7師団71戦車連隊である。取材班は、約30年前、小野容疑者と自衛隊員として苦楽を共にしたという、当時の同僚A氏を取材した。A氏は当時から小野容疑者が持っていた“強烈な空想癖“について証言した。
A氏によると、小野容疑者は「就職に失敗して自衛隊に入った」と話していたという。陸上自衛隊では戦車連隊の通信業務を担当。6年間、働いた。小柄で、体力はなく事務作業も得意ではなかったという。A氏は小野容疑者の入隊から2年後に同じ連隊に配属された。
「正直、あまり尊敬できる先輩ではありませんでした。要領が悪くて、私の方が先に作業が終わった時には『今日のところはお前に花をもたせてやった』と言われたりしました。厳しい人でもありませんでしたし、後輩からも冗談を言われ、からかわれるような“いじられキャラ”でした。 お洒落には無頓着ですが、よく自衛官とわかるようなミリタリー調の服を着て千歳の飲み屋や札幌のすすきのに出かけていました。本人としてはカッコつけてるつもりだったようです。 基地の外でも腰にサバイバルナイフを入れて出歩き、上官からは『そんなもんブラ下げて危ねえよ』と怒られていました。それでも小野さんは『護身用です』と言い張って、外すことはありませんでしたが……」自衛隊を辞めるきっかけとなった「借金問題」 取材班が接触した小野容疑者と最近まで接していた複数の女性も、小野容疑者について「ミリタリーファッションを好んでいた」「弾かないのに待ち合わせ場所にギターケースを背負ってくる」などと証言した。当時からヴィジュアルへのこだわりは強かったようだ。 一方、A氏によると性格は「オタクっぽい感じ」だったという。内気で仲の良い同僚は少なく、週末に外出する時でも1人で飲みに行っていた。普段の生活態度については、遅刻や寝坊はなかったが、服のアイロンがけや靴磨きなどはせず、どこかだらしない雰囲気だったという。それは金銭面でも同様だった。「自衛隊を辞めるきっかけとなったのが、借金でした。理由は、酒や女に湯水のように金を浪費したからです。休日に千歳界隈のキャバクラやスナック、フィリピンパブで飲んでは女性に貢いだり、すすきので金曜夜から月曜朝まで2泊3日で“遠征”し、ソープランドなどの風俗店にも頻繁に通ったようです。 千歳のキャバクラの娘たちを『彼女なんだ』と隊内で自慢気に話すこともありましたが、デートをする姿は一度も見たことがない。偶然小野さんが『彼女』と店にいる時に私が鉢合わせしたことがあるんです。席が近かったので、小野さんと『彼女』の話に聞き耳を立ててよくよく会話を聞いてみると、1回飲みにきたことがあるだけだとわかった。小野さんとその女性が一緒に飲んでいても付き合っている雰囲気は全くありませんでした。 こうした話が出るたび『また小野のホラが始まった』とみんな呆れてました」消費者金融で総額300万円以上の借金 外出時の散財を補うためか、隊内で「金銭トラブル」を起こすこともあったという。「一度、小野さんが忘年会の幹事をしたことがあるんです。会費で5000円を払ったのにご飯が全然出てこない。『どうなってるんだ!』と先輩が怒りましたが、どうやら5000円より安いプランにして残った金を懐に入れていたようなんです。本人は『店が悪い』『むしろ赤字なんだ』と言い張ってましたが……。 こうした会が開かれた時には、翌日に幹事が上官に領収書を提出することになってましたが、小野さんはそれも拒否し、先輩が怒っていましたね」 そして小野容疑者の陸上自衛官時代は “失踪”という形で幕引きとなったという。「消費者金融で総額300万円以上の借金をつくっていたことが、隊内にバレたんです。当時はまだ自衛隊も厳しかったですから、『全部返済するまで外出はさせない』と、返済計画書まで作らされていました。 それが苦しくなったのか、唯一、外出が許された正月かお盆に基地を出て、そのまま失踪してしまったのです。みんなで探しましたが、実家など足がつくところにはおらず見つからなかった。その後、ある日どこかから小野さんの身分証明書が郵送されてきて、正式に“除隊”となりました」 最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。 多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。 道警は、小野容疑者の余罪についても慎重に捜査を進めている。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
「正直、あまり尊敬できる先輩ではありませんでした。要領が悪くて、私の方が先に作業が終わった時には『今日のところはお前に花をもたせてやった』と言われたりしました。厳しい人でもありませんでしたし、後輩からも冗談を言われ、からかわれるような“いじられキャラ”でした。
お洒落には無頓着ですが、よく自衛官とわかるようなミリタリー調の服を着て千歳の飲み屋や札幌のすすきのに出かけていました。本人としてはカッコつけてるつもりだったようです。
基地の外でも腰にサバイバルナイフを入れて出歩き、上官からは『そんなもんブラ下げて危ねえよ』と怒られていました。それでも小野さんは『護身用です』と言い張って、外すことはありませんでしたが……」
取材班が接触した小野容疑者と最近まで接していた複数の女性も、小野容疑者について「ミリタリーファッションを好んでいた」「弾かないのに待ち合わせ場所にギターケースを背負ってくる」などと証言した。当時からヴィジュアルへのこだわりは強かったようだ。
一方、A氏によると性格は「オタクっぽい感じ」だったという。内気で仲の良い同僚は少なく、週末に外出する時でも1人で飲みに行っていた。普段の生活態度については、遅刻や寝坊はなかったが、服のアイロンがけや靴磨きなどはせず、どこかだらしない雰囲気だったという。それは金銭面でも同様だった。「自衛隊を辞めるきっかけとなったのが、借金でした。理由は、酒や女に湯水のように金を浪費したからです。休日に千歳界隈のキャバクラやスナック、フィリピンパブで飲んでは女性に貢いだり、すすきので金曜夜から月曜朝まで2泊3日で“遠征”し、ソープランドなどの風俗店にも頻繁に通ったようです。 千歳のキャバクラの娘たちを『彼女なんだ』と隊内で自慢気に話すこともありましたが、デートをする姿は一度も見たことがない。偶然小野さんが『彼女』と店にいる時に私が鉢合わせしたことがあるんです。席が近かったので、小野さんと『彼女』の話に聞き耳を立ててよくよく会話を聞いてみると、1回飲みにきたことがあるだけだとわかった。小野さんとその女性が一緒に飲んでいても付き合っている雰囲気は全くありませんでした。 こうした話が出るたび『また小野のホラが始まった』とみんな呆れてました」消費者金融で総額300万円以上の借金 外出時の散財を補うためか、隊内で「金銭トラブル」を起こすこともあったという。「一度、小野さんが忘年会の幹事をしたことがあるんです。会費で5000円を払ったのにご飯が全然出てこない。『どうなってるんだ!』と先輩が怒りましたが、どうやら5000円より安いプランにして残った金を懐に入れていたようなんです。本人は『店が悪い』『むしろ赤字なんだ』と言い張ってましたが……。 こうした会が開かれた時には、翌日に幹事が上官に領収書を提出することになってましたが、小野さんはそれも拒否し、先輩が怒っていましたね」 そして小野容疑者の陸上自衛官時代は “失踪”という形で幕引きとなったという。「消費者金融で総額300万円以上の借金をつくっていたことが、隊内にバレたんです。当時はまだ自衛隊も厳しかったですから、『全部返済するまで外出はさせない』と、返済計画書まで作らされていました。 それが苦しくなったのか、唯一、外出が許された正月かお盆に基地を出て、そのまま失踪してしまったのです。みんなで探しましたが、実家など足がつくところにはおらず見つからなかった。その後、ある日どこかから小野さんの身分証明書が郵送されてきて、正式に“除隊”となりました」 最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。 多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。 道警は、小野容疑者の余罪についても慎重に捜査を進めている。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
一方、A氏によると性格は「オタクっぽい感じ」だったという。内気で仲の良い同僚は少なく、週末に外出する時でも1人で飲みに行っていた。普段の生活態度については、遅刻や寝坊はなかったが、服のアイロンがけや靴磨きなどはせず、どこかだらしない雰囲気だったという。それは金銭面でも同様だった。
「自衛隊を辞めるきっかけとなったのが、借金でした。理由は、酒や女に湯水のように金を浪費したからです。休日に千歳界隈のキャバクラやスナック、フィリピンパブで飲んでは女性に貢いだり、すすきので金曜夜から月曜朝まで2泊3日で“遠征”し、ソープランドなどの風俗店にも頻繁に通ったようです。 千歳のキャバクラの娘たちを『彼女なんだ』と隊内で自慢気に話すこともありましたが、デートをする姿は一度も見たことがない。偶然小野さんが『彼女』と店にいる時に私が鉢合わせしたことがあるんです。席が近かったので、小野さんと『彼女』の話に聞き耳を立ててよくよく会話を聞いてみると、1回飲みにきたことがあるだけだとわかった。小野さんとその女性が一緒に飲んでいても付き合っている雰囲気は全くありませんでした。 こうした話が出るたび『また小野のホラが始まった』とみんな呆れてました」消費者金融で総額300万円以上の借金 外出時の散財を補うためか、隊内で「金銭トラブル」を起こすこともあったという。「一度、小野さんが忘年会の幹事をしたことがあるんです。会費で5000円を払ったのにご飯が全然出てこない。『どうなってるんだ!』と先輩が怒りましたが、どうやら5000円より安いプランにして残った金を懐に入れていたようなんです。本人は『店が悪い』『むしろ赤字なんだ』と言い張ってましたが……。 こうした会が開かれた時には、翌日に幹事が上官に領収書を提出することになってましたが、小野さんはそれも拒否し、先輩が怒っていましたね」 そして小野容疑者の陸上自衛官時代は “失踪”という形で幕引きとなったという。「消費者金融で総額300万円以上の借金をつくっていたことが、隊内にバレたんです。当時はまだ自衛隊も厳しかったですから、『全部返済するまで外出はさせない』と、返済計画書まで作らされていました。 それが苦しくなったのか、唯一、外出が許された正月かお盆に基地を出て、そのまま失踪してしまったのです。みんなで探しましたが、実家など足がつくところにはおらず見つからなかった。その後、ある日どこかから小野さんの身分証明書が郵送されてきて、正式に“除隊”となりました」 最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。 多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。 道警は、小野容疑者の余罪についても慎重に捜査を進めている。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
「自衛隊を辞めるきっかけとなったのが、借金でした。理由は、酒や女に湯水のように金を浪費したからです。休日に千歳界隈のキャバクラやスナック、フィリピンパブで飲んでは女性に貢いだり、すすきので金曜夜から月曜朝まで2泊3日で“遠征”し、ソープランドなどの風俗店にも頻繁に通ったようです。
千歳のキャバクラの娘たちを『彼女なんだ』と隊内で自慢気に話すこともありましたが、デートをする姿は一度も見たことがない。偶然小野さんが『彼女』と店にいる時に私が鉢合わせしたことがあるんです。席が近かったので、小野さんと『彼女』の話に聞き耳を立ててよくよく会話を聞いてみると、1回飲みにきたことがあるだけだとわかった。小野さんとその女性が一緒に飲んでいても付き合っている雰囲気は全くありませんでした。
こうした話が出るたび『また小野のホラが始まった』とみんな呆れてました」
外出時の散財を補うためか、隊内で「金銭トラブル」を起こすこともあったという。
「一度、小野さんが忘年会の幹事をしたことがあるんです。会費で5000円を払ったのにご飯が全然出てこない。『どうなってるんだ!』と先輩が怒りましたが、どうやら5000円より安いプランにして残った金を懐に入れていたようなんです。本人は『店が悪い』『むしろ赤字なんだ』と言い張ってましたが……。
こうした会が開かれた時には、翌日に幹事が上官に領収書を提出することになってましたが、小野さんはそれも拒否し、先輩が怒っていましたね」
そして小野容疑者の陸上自衛官時代は “失踪”という形で幕引きとなったという。「消費者金融で総額300万円以上の借金をつくっていたことが、隊内にバレたんです。当時はまだ自衛隊も厳しかったですから、『全部返済するまで外出はさせない』と、返済計画書まで作らされていました。 それが苦しくなったのか、唯一、外出が許された正月かお盆に基地を出て、そのまま失踪してしまったのです。みんなで探しましたが、実家など足がつくところにはおらず見つからなかった。その後、ある日どこかから小野さんの身分証明書が郵送されてきて、正式に“除隊”となりました」 最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。 多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。 道警は、小野容疑者の余罪についても慎重に捜査を進めている。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
そして小野容疑者の陸上自衛官時代は “失踪”という形で幕引きとなったという。
「消費者金融で総額300万円以上の借金をつくっていたことが、隊内にバレたんです。当時はまだ自衛隊も厳しかったですから、『全部返済するまで外出はさせない』と、返済計画書まで作らされていました。
それが苦しくなったのか、唯一、外出が許された正月かお盆に基地を出て、そのまま失踪してしまったのです。みんなで探しましたが、実家など足がつくところにはおらず見つからなかった。その後、ある日どこかから小野さんの身分証明書が郵送されてきて、正式に“除隊”となりました」
最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。 多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。 道警は、小野容疑者の余罪についても慎重に捜査を進めている。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
最近まで小野容疑者に会っていた女性たちの証言では、「人の役に立ちたい」というのが口癖だったというが、小野容疑者が自衛隊員になった動機はそんな高尚なものではなかったようだ。
「小野さんから『お国のために』なんて言葉は聞いたことがありません。自衛隊に入ったのは『生活のため』だったんでしょうね。階級は3曹で終わってますが、なれるはずもないのに『もうすぐ2曹になるはずだ』と自分を買い被っていました。
多額の借金がバレた後も、自分は優秀だと勘違いしている感じでした。自分の世界や価値観の中で全てが完結していて、全く周りが見えていない。ボスニアの紛争に傭兵として参加したとツイッターに書いていたそうですが、『自衛官も務まらなかったやつがよくいうよ』というのが、正直な感想ですね」
「心優しき死神でありたい」とツイッターで綴っていた小野容疑者。周囲には「3年前に2人殺した」とも語っていたというが、こればかりは彼の“ホラ”だったと信じたい。
道警は、小野容疑者の余罪についても慎重に捜査を進めている。
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