大阪王将、「重大な契約違反」で運営元とFC契約解除 ナメクジ騒動の店舗は閉店

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仙台市太白区にある大阪王将のフランチャイズ店舗「仙台中田店」の元従業員の男性が、調理場などの不衛生な状態をツイッターで告発し、市保健所が立ち入り調査に入った問題で、大阪王将は26日、仙台中田店と西多賀ベガロポリス店の運営元だったファイブエム商事(仙台市)とのフランチャイズ(FC)契約を解除したと発表した。
契約解除は25日付。大阪王将を展開するイートアンドホールディングス(HD)は契約解除の理由について「重大な契約違反が認められたため」としている。
FC契約は、商号の使用許可や対価の支払い義務などについて本部と加盟店との間で発生する契約。大阪王将では平成18年12月に仙台中田店、20年7月に西多賀ベガロポリス店としてファイブエム商事とFC契約を結んでいた。今回の契約解除を受け、ファイブエム商事は26日、仙台中田店、西多賀ベガロポリス店の2店舗を同日付で閉店することを明らかにした。
元従業員の男性が今年7月、「調理場にナメクジがいる」などと不衛生な状態を交流サイト(SNS)で告発したことを受け、市保健所では立ち入り調査を実施。市保健所からは?客席と調理場の区画がない?動物の飼育は行わない?(床のはがれなど)劣化があるので修繕を行う-などの改善点を指摘されていた。大阪王将によると、保健所から指摘された改善点については今月25日までにすべて対応したという。
イートアンドHDは「(運営元に)信用維持義務違反があった。契約書に関わるため、具体的な(契約違反の)内容については差し控える」としている。

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