鉢が割られ、倒されて…歩道の花壇荒らし相次ぐ「市民の街づくりに水差す行為」

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宮崎市中心部の橘通りで、歩道付近の花壇が何者かに荒らされる事案が相次いでいる。
今月9日、花壇に置かれた鉢一つが割られているのが見つかるなど、今年に入り4回確認されている。管理する市から被害届を受けた宮崎県警宮崎北署は器物損壊容疑で調べている。(浜崎大弥)
市景観課によると、被害が相次いでいるのは橘通りのうち同市橘通西3、橘通東3付近の約300メートル区間。花壇は一つあたり縦50センチ、横3~5メートルほどの大きさで、この約300メートル区間の車道両側の歩道付近に約50個並んでいる。毎年春と秋に、地元商店街や緑化団体などでつくる「みやざきフラワーロード・ネットワーク」が季節の花を植えている。
同課や同ネットワークによると、被害は今年2月と7月、花壇に置かれていた鉢が一つずつ割られていたのが見つかった。8月には六つの鉢が倒されていた。この3件ではいずれも花が抜かれたり、折られたりもしていた。さらに今月9日には鉢が一つ割られて土や破片が周辺に散乱していたほか、別の鉢一つが倒れていた。こうした被害は昨年も2件あったという。
同ネットワークの新名典忠代表は「街の景観を少しでも良くしようとする市民の活動を踏みにじられたようで残念で仕方ない。これで治安が悪化するような悪循環が心配」と憤る。
市景観課は「市民の方々による花による街づくりに水を差す行為。公共の財産を壊すような行為はやめてほしい」とし、目撃情報があれば通報してほしいと呼びかけている。

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