有害物質「六価クロム」槽に落下の猫が逃げたか 触ると皮膚や粘膜に炎症などの可能性 「絶対に触らず速やかに連絡を」 広島・福山市

福山市は11日、福山市内の工場で有害物質の六価クロムの槽に落ちた猫が逃げたと発表しました。猫に触ると皮膚や粘膜に炎症が起きたりする可能性があるとして、市が注意を呼びかけています。福山市によると11日午前7時ごろ、福山市柳津町にある野村鍍金福山工場で、工場内にある六価クロム槽から猫と思われる足跡を従業員が見つけました。監視カメラで確認したところ、10日午後9時半ごろ、工場の外へ逃げていく猫が撮影されていたということです。六価クロムは強酸性の有害物質で、黄色から赤褐色で、皮膚や粘膜に炎症が起きたり、呼吸器系の急性症状がでる可能性があるほか、触った手で目をこすると場合によっては失明する可能性もあるということです。福山市は異常のある猫を見つけた場合は、絶対に触らず市や警察に速やかに連絡してほしいと呼びかけています。【2024年3月11日】