上級生がレモンサワーを未成年部員に強要「飲めません」と断られ平手打ち 東海大硬式野球部が活動中止

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東海大学の硬式野球部で、上級生が未成年の部員に飲酒を強要して暴行した問題で、その後の取材で、暴行は野球部の寮の部屋で行われたことが分かりました。
東海大学によりますと、先月16日の午後11時ごろ、神奈川県平塚市にある硬式野球部の寮の部屋で2年生部員2人が、入学前の合宿に参加していた高校生1人に対し、レモンサワーを勧めました。高校生が「飲めません」と断ると、2年生部員は高校生の頬を平手打ちして、飲酒を強要したということです。
暴行を受けた高校生は後日、他校の友人に相談し、友人の所属する野球部の監督から大学側に問い合わせがあったことで問題が発覚したということです。
大学側は調査委員会を立ち上げて、2年生部員2人に事情を聞いたところ、2人は「酔っていましたが覚えています」と飲酒の強要と暴行を認め、反省の態度を示したということです。
東海大学はきのうホームページで、「被害を受けた方々、関係の皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを、心より深くお詫び申し上げる」とコメントし、硬式野球部の活動を当面中止すると発表しました。
東海大硬式野球部は首都大学リーグで75回の優勝を誇る強豪で、2月下旬から80人を超える部員が沖縄県で春季キャンプをしていました。

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