【拡大】旅先から自宅に?“ スーパートコジラミ”被害増加 強烈なかゆみ…都内でも駆除の依頼殺到

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今、刺されると強烈なかゆみに襲われるトコジラミによる被害が国内で相次いでいます。中でも従来の殺虫剤が効かない“スーパートコジラミ”が増加。
隙間に潜み、暗い夜に人の血を吸い、刺されると強烈なかゆみに襲われるというトコジラミ。いったいなぜ、増えているのでしょうか?
3月7日、めざまし8が取材したのは、都内の害虫駆除などを行う業者。防護服を着用して作業にあたります。
トコジラミ駆除を行うペガサス 橋本さん:これだけ物があったりすると隠れたい放題ですし、例えばこういう木のつなぎ目とかでも全然入っていってしまうので。
トコジラミ駆除を行うペガサス 橋本さん:今、日本にいるトコジラミは、スーパートコジラミと呼んでおります。過去に効いていた薬剤をかけても、死なないと言われています。
駆除の依頼があったのは、都内にある会社の倉庫。従業員がソファで仮眠していたところ、なんらかの虫にさされたといいます。
トコジラミ駆除を行うペガサス 橋本さん:頻繁に海外で物を買っていて保管もするから、もしかしたらトコジラミではないか。
こちらの倉庫では、つい最近まで、海外から取り寄せた商品を保管していて、そこに紛れていた可能性があるということです。
トコジラミの相談件数が最も多いのは東京で、次に大阪、神奈川と続き、ホテルなどが多い都市部で被害が拡大しています。
東京都では去年、相談件数が過去最多を記録しました。
こちらは今年1月。都内のホテルの客室でトコジラミが発見された際の映像です。
客室で発見されたのは…。
少なくとも50匹のトコジラミ。駆除業者によると、このホテルでは3つの部屋から見つかりました。ホテルが被害に遭う原因について、専門家はこう話します。
日本ペストコントロール協会 谷川力理事・技術委員長:インバウンドによって、外国から来る方が増えているということですね。スーツケースとか荷物について、虫を落としてしまうというようなことが多いと思います。
都市部を中心に急増するトコジラミ。自宅で被害に遭ったという男性に話を聞きました。
トコジラミの被害にあったじんさん(40代):家内と子供が京都の旅行に行って普通に帰ってきて、しばらく生活してたら、けっこうかゆいし、いろんな箇所を刺されるから皮膚科に診療に行ったら、先生からトコジラミの可能性があるねって言われて。
男性の家では、旅行先で付着したとみられるトコジラミが自宅で繁殖。
トコジラミの被害にあったじんさん(40代):僕の家、全部コンクリの打ちっぱなしなので壁が。壁の気泡の中にいっぱいいました。めっちゃ怖いですよ。気持ち悪い。
血糞と呼ばれる黒っぽい斑点を見つけたら、巣が近くにある可能性が。自宅でトコジラミが繁殖してしまった場合には、早めに専門業者に相談することが大切です。(めざまし8 3月8日放送)

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