「生きていて焦った」 ごみ箱に乳児遺体、母親を殺人容疑で再逮捕

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ホテルのごみ箱で生まれたばかりの乳児の遺体が見つかった事件で、大阪府警は8日、死体遺棄容疑で逮捕されていた母親で自称風俗業の中元桜冬(おと)容疑者(23)=住居不定=を殺人の疑いで再逮捕した。乳児は死産の可能性があるとみられていたが、生きていたことを中元容疑者が明かし、殺害への関与も認めたという。
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再逮捕容疑は2月18~20日、大阪市中央区のホテルの一室で乳児を出産後、湯をはった浴槽に沈めて殺害したとしている。乳児は男の子で、中元容疑者は「声を上げたので生きていることに焦り、湯船に沈めた」と容疑を認めているという。
中元容疑者は当初、「ホテルのベッドで赤ちゃんを産んだ。泣きもせず、動かなかった」と死産をほのめかし、府警も医師の意見から死産の可能性があるとみていた。しかし、中元容疑者がその後に供述を一転させ、別の医師の意見でも出産時は生きていた可能性が判明したという。
中元容疑者は「本当のことを話すことで、少しでも供養したいと思った」と話しているという。【洪香、林みづき】

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