4歳の娘を薬物で殺害した疑いで夫婦が逮捕された事件で、警視庁は、6年前に夫の姉も薬物で殺害した疑いで、夫婦を再逮捕した。
この事件は、ホテル経営者の細谷健一容疑者（43）と妻の志保容疑者（37）が、東京・台東区のマンションで4歳の次女・美輝ちゃん（当時4）に向精神薬や不凍液を与え、中毒死させた疑いで3月に逮捕されたもの。
警視庁は、2人が6年前に健一容疑者の姉・美奈子さん（当時41）にも不凍液を摂取させ、殺害した疑いで再逮捕した。
その後の捜査で、美奈子さんの部屋の鍵は健一容疑者が管理していたことや、美奈子さんが亡くなる前、2人が不凍液をネットで複数回購入していたことも確認されたという。
健一容疑者と美奈子さんの間には、父親の会社の経営権をめぐるトラブルがあったとみられ、警視庁は動機をくわしく調べる方針。