群馬県庁で職員に暴行疑い 68歳の男を逮捕 男は高2自殺でいじめを訴えていた遺族

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28日午後、群馬県庁で県の職員に暴行を加えたとして68歳の男が現行犯逮捕されました。男は2019年、高校2年の女子生徒が自殺で亡くなり、いじめを訴えていた遺族でした。
公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、前橋市内に住む68歳の男です。警察によりますと、男は、28日の午後2時半頃県庁24階のエレベーターホールで、応対した県教育委員会の2人の職員に足蹴りするなどの暴行を加え、職務の執行を妨害した疑いがもたれています。警察の調べに対し、男は、「蹴ってはいない」などと容疑を否認しています。暴行を受けた2人の職員は、いずれもケガはないということです。
県教育委員会によりますと、男は2019年、高校2年の女子生徒が自殺で亡くなり、いじめを訴えていた遺族でした。この問題を巡っては、2020年の第三者委員会による調査結果を不服とした遺族の要請を受け県の「いじめ再調査委員会」が再調査を行っていて、今月24日に「学校の対応が不十分」などとした報告書を県に提出していました。
遺族である男には、今月26日に県が報告していたということです。警察で動機など詳しく調べています。

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