ジブリパーク「魔女の谷」公開 初の乗り物も 3月16日オープン

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「ジブリパーク」(愛知県長久手市)に新たに完成した五つ目のエリア「魔女の谷」が28日、報道陣に公開された。映画「魔女の宅急便」や「ハウルの動く城」をテーマに、ジブリ作品にちなんだ乗り物も登場し、3月16日にオープンする。
【写真】3月オープンの新エリア 「ハウルの動く城」も再現
敷地面積は、5エリアの中で最大の約2・9ヘクタール。先行した四つのエリアは展示がメインだったが、魔女の谷にはパーク初となる乗り物が二つ作られた。メリーゴーラウンドは、「もののけ姫」の山犬など、作品に登場するキャラクターを装飾。フライングマシンは、「天空の城ラピュタ」をモチーフにした。
作品の世界観を再現したエリア内にそびえ立つのが、高さ約20メートルの「ハウルの城」。1時間に数回、大砲など城の一部が動き、ミストが噴き出す。2階建ての城内には、暖炉のある居間やハウルの寝室も設けられた。所狭しと置かれた魔法の道具など、展示物に触れることもできる。
作品には登場しないハウルの衣装部屋などもしつらえ、制作現場を指揮したスタジオジブリの宮崎吾朗監督は「本当はこういう部屋があるんじゃないかと、皆で考えながら作っていった」と振り返った。父の駿氏には「面倒臭いから(意見を聞いたりは)していない」と笑いを誘った。
魔女の宅急便の主人公キキが暮らす「グーチョキパン屋」では、店内で焼き上げた商品を販売する。ういろう入りのパンやカヌレなど20種以上が並ぶ。
このほかパイやキッシュ、アルコール飲料も提供するパーク初のレストランや、ホットドッグのテークアウト専門店など食事も充実させた。【酒井志帆、加藤沙波】

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