給食詰まらせ、小1男子児童が死亡 ウズラの卵か 福岡・みやま

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26日午後0時40分ごろ、福岡県みやま市の市立小学校の関係者から「生徒が給食中に(のどを)詰まらせて息ができない」と119番があった。みやま市消防本部や市教育委員会によると、小学1年の男子児童(7)がドクターヘリで県内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。
【写真】児童が実際に食べた26日の給食メニュー
市教委によると、26日の市立小の給食はご飯▽牛乳▽みそおでん▽海藻サラダ――だった。市教委は、みそおでんの具に使われたウズラの卵を詰まらせ窒息したとみている。【降旗英峰、平川昌範】
7歳「ウズラの卵、はまりやすい」
子どもの事故予防に取り組むNPO法人「セーフ・キッズ・ジャパン」の山中龍宏理事長(76)は、死亡した男児(7)の年齢に着目し「小学1年生は永久歯に生え変わる時期。乳歯が抜けていると食べ物をかみ切れず、勢いよく吸い込むと喉頭にウズラの卵のような大きさのものがはまり込みやすい」と指摘。過去にも給食でウズラの卵を詰まらせた窒息事故が起きており、再発防止のため、給食でウズラの卵など危険性の高い食べ物を提供しない▽1~2年生の給食に使わない▽提供するなら切って出す――などの対策を挙げた。

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