ヨギボー店長が“盗撮”で即刻解雇も…事件を2か月以上“伏せていた”理由を同社が正式回答

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快適な暮らしを提案するビーズソファーの『Yogibo(ヨギボー)』が、耳を疑いたくなる事件を発表した。
【写真】“盗撮”が行われていた『ヨギボー渋谷宮下公園前店』の様子
《2023年11月28日に警察署からの連絡により、当社の従業員が、勤務先店舗内にて自身のスマートフォンなどの撮影機器を使用し、同店アルバイト従業員らの盗撮を行ったとして逮捕されました》
2月20日の夜9時ごろ、株式会社Yogiboが同社のホームページで事件を発表。盗撮で逮捕された従業員は、2023年12月1日に懲戒解雇していたという。
「この事件が発覚したのは、2月19日にSNSでヨギボーの店長らに対する一連の告発が投稿されたことがきっかけです。盗撮をしていたのは『渋谷宮下公園前』店舗の店長でした。
また、別店舗の店長が女性客の胸や下着をのぞいたり、女性従業員に対してセクハラやパワハラをしていたとするLINEのやりとりが流出しています」(ワイドショースタッフ)
すると、2月20日の早朝3時、ヨギボーの代表取締役会長が自身のXで、この件について言及。
「渋谷店の店長が逮捕されていたことを認めて謝罪。会長は、この店長と面識があったそうで、警察に勾留されていたときに面談をしたうえ、即刻解雇したと明かしました」
2023年11月末に事件を把握しておきながら、2か月半以上がたって、それも第三者による告発を受けて公式に発表。
こうした経緯について、株式会社Yogiboに話を聞いた。
「今回、ネット上での告発を受けて、元従業員の逮捕について報告させていただきました。会社としては、被害者保護のために、あえて公表はしない方針でしたが、ここまで話題になってしまったこともあり、改めて説明することとなりました」(広報担当者、以下同)
事件の発覚と、告発内容については、次のように説明。
「店舗のバックヤードでの盗撮に気がついたアルバイトが警察に相談していたそうです。その後、11月28日に警察から連絡があり、本社も盗撮について確認した次第です。ほかの店長がのぞきやパワハラなどの自身の問題行動について言及しているLINEのやりとりも、SNSでの告発を受けて、初めて確認いたしました。そちらについて現在調査中で、確認が出来次第、何らかの対応をする予定です」
事件を把握して以降、次のような対策をしているという。
「盗撮行為の発見や防止のため、店内環境整備を強化、エリアマネージャーの臨店頻度の増加、簡易更衣室の設置、法令遵守の徹底、教育研修の実施などを行なっています。二度と、このような事態を起こさぬよう、再発防止と信頼回復に向け、全力で取り組んでまいります」
株式会社Yogiboの企業理念は“ストレスのない社会を実現する”。客も従業員も安心できる会社になってほしい。

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