「ストロング系」チューハイ 各社撤退の動き 背景には「健康志向」

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サッポロビール 野瀬裕之社長「高いアルコール度数のものは開発をせずやっていきましょうと。健康志向の高まりもあって、いわゆる高アルコール、度数が高いものに対しては、若干お客様のニーズが弱まっている」
サッポロビールはきょう、アルコール度数が8%以上の「ストロング系」の缶チューハイについて、今後は新商品を発売しないことを明らかにしました。
「ストロング系」のチューハイをめぐっては、“少量で飲んだ満足感が得られる”と支持を集め、コロナ前はチューハイ市場の4割以上を占めていましたが、去年は26%にまで減っていました。
背景にあるのは、健康への影響。政府は飲酒に対するガイドラインを作る予定ですが、生活習慣病を高める一日あたりのアルコール摂取量は男性で40グラム、女性で20グラムと明記する見込みで、9%のお酒を350ミリリットル飲むと25.2グラム摂取することになります。
また、アサヒビールは2025年までに販売する酒の2割以上をアルコール度数3.5%以下にする目標を掲げていて、今年からアルコール度数8%以上の新たな商品の販売を控えることにしています。

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