「エルメスオーナーは知人」「徳川家の末裔」…女性をブランド詐欺「自称・宮内庁職員」衝撃の騙し手口

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「エルメスのオーナーは知人でよく知っています。入手が難しいブランド品も、私なら安く買うことができますよ」
自称コンサルタント業の男は、こう誘惑し女性から高額のバッグ代を騙し取ったという。
警視庁愛宕署は2月9日までに、代金を搾取した疑いで菊池次郎こと菊池慎介容疑者(52)を逮捕した。30代の女性Aさんから、エルメスの高級ブランドバッグ「バーキン」などを安価で購入できるとウソをつき、約180万円を騙し取ったとされる。調べに対し菊池容疑者は「代金を預かっただけ」と犯行を否認しているという。
「逮捕容疑の事件は’21年ごろ起きました。菊池容疑者とAさんは東京都港区内の飲食店で知り合ったとか。菊池容疑者は実際に複数の『バーキン』のバッグを見せAさんを信用させ、『私におカネを渡してくれれば安く購入できる』と虚偽の話を持ちかけたそうです。
Aさんは手付金名目で現金180万円ほどを菊池容疑者に渡しました。菊池容疑者は、こうも語っていたといわれます。『私は財閥ファミリーの末裔です。だからエルメスのオーナーとも面識があり、安く手に入れることができるんです』と」(全国紙社会部記者)
Aさんは全部で6点のバッグ代を菊池容疑者に渡しており、総額はおよそ760万円にのぼるという。菊池容疑者が「ブランド詐欺」でトラブルを起こすのは、今回が初めてではない。過去に何度も事件の対象になったいるのだ。
「本名を出さず、複数の名前を使い分けていたようです。被害者には、こうウソのプロフィールを伝え信用させていたとか。『私は徳川家の末裔なんです』『宮内庁に勤めている職員です』と。警察は菊池容疑者に余罪が多数あるとみて、捜査を進めています」(同前)
最近、詐欺の手口が多様化している。「おいしい話」を持ちかけられたら、相手がどんなに立派な肩書きでも本当かどうか疑うべきだろう。警察は、裏づけのない勧誘に対し多額の現金を渡す行為を控えるよう注意喚起している。

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