文豪が愛した「山の上ホテル」あすから休業 “最後の宿泊客”が別れ惜しむ「三島由紀夫読んでいたら朝に」

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文豪にも愛された東京の老舗ホテル「山の上ホテル」が、あすから休業します。きょう、休業前最後の宿泊客らが別れを惜しみました。
東京・千代田区、JR御茶ノ水駅近くの高台にある「山の上ホテル」。1937年に建てられ、戦後、ホテルとして開業しましたが、建物の老朽化に伴い、レストランなどを含め、あすから全館で休業します。
川端康成や三島由紀夫など名だたる文豪が、ここで執筆活動を行ったことでも知られています。
宿泊客「休業が決まった瞬間にインターネットで予約をして、運良く取れたというところで宿泊をしてきました。三島由紀夫が好きなので、一晩ゆっくりと『金閣寺』を読みながら、物思いにふけっていたら、気づいたら朝という一晩でした」
24年前に挙式の夫婦「24年前にここで結婚式を挙げまして。小説家に興味があってずっと知っていた。それで(式場を)ここにしました」「もし再開となったら、是非また訪れたいと思っています」
再開の予定は決まっていないということですが、ホテルの支配人は「再開したとすれば、また山の上ホテルらしいおもてなしを提供したい」としています。

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