かつて、収穫量が全国1位だった埼玉のいちご。
当時の勢いを取り戻そうと品種改良が進み、再びその味が注目されている。旬のいちごの最前線を取材した。
埼玉県内のいちご農園や飲食店など、あわせて25軒が参加した「埼玉いちご祭」では、今話題のいちごやスイーツを販売。あまりの人気ぶりに売り切れも続出した。
来場した人「おいしい。あと10個たべます」、「(いちごを)飲み込んだ今でも甘さが口の中に残っていておいしいです」
いちごは、品種や生産者によって味に大きな違いが出る。
そのため、今回より多くの品種を食べ比べ、自分好みのものを見つけてもらおうと、品種や生産者の違う3粒利きいちごセットが販売された。
来場した人「やっぱり全然違います。食べたことないいちごで、甘くておいしいです」
かつては、いちごの収穫量が全国1位だった埼玉県。その後、下火になったが、埼玉県といえば“これ”といった農産品を作ろうと、なじみの深いいちごの改良に力を入れた。
近年では、食べた瞬間の強い甘みが特徴の「あまりん」や、豊かな香りで人気の「かおりん」、大粒で爽やかな酸味が評判の「べにたま」と埼玉県のオリジナル品種も誕生した。
中でも、市川いちご園の「あまりん」は2月7日、全国各地から145品が出品された「第2回全国いちご選手権」でトップの最高金賞を受賞した。
市川いちご園・市川和正園主「正直まだ驚いていて、小さい農園なので、その分こまめに苗を管理して、消費者にお届けできればいいと思う」
問い合わせが多く、現在、予約をストップしているという市川いちご園の「あまりん」。
その味は、食べた瞬間に甘みが広がり、ほどよい酸味もあって後味はすっきりしていて、とてもみずみずしい。
そして会場には、いちごを使ったスイーツも。
「あまりん」の果肉が入ったバタークリームをクッキーで挟んで食べるバターサンドは、売り切れ必至の一品。
主催する埼玉県の農林部・福田弘樹さんは「できるだけ多くの方に埼玉県のいちごを食べていただく機会を提供して、皆さんにファンになっていただきたいなと思う」と話した。
県は今後、さらにオリジナル品種をアピールしていきたいとしている。