流氷に阻まれたシャチの群れが脱出成功か 岸田首相が誰よりも安堵した狎治的理由

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北海道・羅臼町沖でシャチの群れが流氷に阻まれ、身動きがとれなくなっていた件は、7日にシャチの姿が見えなくなり、脱出に成功したのではないかとみられている。多くの国民がかたずを飲んで見守っていた裏ではロシアが救出に名乗りを上げる爛轡礇然宛鬮瓩砲泙波展していた。誰よりも脱出にホッとしたのは…。
シャチが見つかったのは6日午前。羅臼町の沖合約1キロのところに流氷に囲まれた15頭ほどのシャチが10m四方の隙間から懸命に息継ぎしていた。地元関係者によれば、回遊していたところをこの日、流氷が一気に固まり、逃げ遅れたようだ。群れの中には子どものシャチもいて、集団で行動することから子シャチを置いていけずに動けなくなっているとみられていた。
羅臼海上保安署や町では現場一帯が流氷で覆われているために「船が近づけず、救出する手だてがない」と見守るしかない状況だったが、海外からは「なんとかならないのか」と地元側に要望が殺到。「救出可能だ」と声を上げたのはロシア外務省のザハロワ情報局長だ。
ロシアの動物愛護家らからロシア国境警備隊の出動を促された同局長は7日、「日本当局は救出する方法はないとの見方を示しているが、専門家は救出できると確信している。本格的な砕氷船は必要ない」と、小さい砕氷船でも道さえ作れば救出できると主張。在日ロシア大使館を通じ、農林水産省に支援の意向を伝える爛肇皀瀬塑鄒鎰瓩暴个討たのだ。
もっともロシアの支援が伝わるのとタイミングを前後して、羅臼沖では同日午前にはシャチの姿が見えなくなった。町によれば、流氷の密度が粗くなったことで隙間ができ、脱出できた可能性が高いという。
2005年にも同様のアクシデントが発生し、シャチ十数頭が死んだ苦い過去があった。それだけにこの結果に誰よりもホッと胸をなでおろしているのは、この日、「北方領土の日」ということで都内で行われた領土返還要求の集会であいさつしていた岸田文雄首相だったかもしれない。
「動物とはいえ、シャチを見殺しにすれば国際的な批判にさらされるが、ロシアの助けを得るとなれば、北方領土沖での活動となり、ロシアの政治的な思惑も透けて見える中で、高度な政治判断が求められるところだった。シャチが消えて、余計なイザコザは起きずに良かった」(永田町関係者)
オホーツク海では先月末に流氷に囲まれ動けなくなったロシア船籍のタンカーから救助要請があり、羅臼海上保安署の砕氷型巡視船が出動。最終的にロシアの砕氷船が救助していたばかりで、今回の救出表明は恩返しだったのかもしれない。
シャチの群れが無事なら一件落着だ。

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