日航機炎上事故「18分間の新事実」元機長が分析 最先端システム「SURF-A」検討か

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羽田空港の事故から1カ月が経過しましたが、今まで分からなかった事実も明らかになってきました。元日本航空機長・塚原利夫さんと共に、乗務員の新証言を模型を使って検証します。
日本航空による乗務員への聞き取り内容から、事故後の乗務員の対応について明らかになってきました。無線などが使えないなか、12人の乗務員の行動によって、事故発生から18分で乗客全員が脱出できました。一連の緊急対応について、塚原さんはどのようにみていますか。
さらに、日航の乗務員への聞き取り内容から、1月2日の事故直前の航空機についても新事実が明らかになりました。
事故直前、管制官は海上保安庁機に対して「停止線」で待つように指示を出していましたが、海保機は誤って滑走路に進入し40秒間停止しました。その直後、日航機が着陸をしようとして、事故が起きました。一カ月たった今、何が原因だと考えていますか。
ここからは、乗務員の新証言です。着陸前は「タワー(管制塔)から他機への離陸許可などの通信はなく、静かな状態で着陸に集中できる状態だった」「通常通りに接地した直後に一瞬何か見え、強い衝撃があった」といいます。つまり、着地した目の前に海保機があったということですか?
夜の着陸でパイロットは何を頼りにし、滑走路に着陸するのでしょうか?
物がある場合、ライトが見えないことがありますか?
国が設置した専門家チームがどのような再発防止策を検討しているのかについて、情報が入ってきています。その一つとして、最先端の「誤進入防止システム」も検討されているといいます。
アメリカ企業が研究中の「SURF-A」と呼ばれるシステムで、航空機同士がGPS(全地球測位システム)などのデータから互いの位置を把握します。そして、接地・衝突の危険があると、パイロットに視覚と音声で警告します。
「SURF-A」は実用導入された場合には事故は減ると思いますか。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年2月2日放送)

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