日本赤十字社に内定のウラで…愛子さまが海外留学で「自由になれる時間」を選ばなかった「理由」

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今年、学習院大学を卒業される天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。気になる進路だが、日本赤十字社に内定したことが22日、宮内庁より発表された。
皇室事情に詳しい関係者の間では「大学院に進学し、海外留学をされるのでは」との見方が有力視されていただけに、今回の発表には驚きの声も聞かれたが、そこには愛子さまの「ある覚悟」が秘められていたーー。
愛子さまの就職先が内定した。
天皇皇后両陛下の長女、愛子様が学習院大学を卒業後、日本赤十字社に嘱託職員として勤務されることが22日、宮内庁より発表されたのだ。
2023年、初めて参加した新年の一般参賀でほほ笑む愛子さま(Photo by Getty images)
「かねて社会福祉や被災地支援などに関心を持たれていた愛子さまにとって、ぴったりな就職先だと思います」
そう話すのは長年、天皇陛下御一家を取材する皇室ジャーナリストだ。だが、「この発表には正直、かなり驚きました」と明かす。
いったいどういうことだろうか。
「愛子さまは大学卒業後、大学院に進学されて、研究を続け、ゆくゆくは海外留学をされるものだと考えていました。そうした話を耳にしたこともあります。ですので、大学を卒業してすぐに就職、ご公務につかれるとは思ってもいませんでした」(皇室ジャーナリスト、以下「」も)
愛子さまは天皇陛下と同じ学習院大学文学部に在籍。平安時代の文学作品など、古典文学に深い関心を持っていることは、これまで報じられてきた通りだ。
「愛子さまは英語もスペイン語も堪能です。そこでご両陛下も学ばれていたイギリスのオックスフォード大学に留学されるもの、との見方が有力視されていました」
オックスフォード大学は日本文化についての研究にも力を入れており、日本文学の知見を広げる愛子さまにとってはぴったりな環境なのだ。
子どもの頃から、ご両親の留学の話は聞いていたことだろう(Photo by Getty images)
「学習院高等科2年生の夏休みにイギリスのイートン校で英語研修を受けられていました。この時、ポーツマスやオックスフォードも訪問されており、ご両親が過ごした大学も見学されたことでしょう」
それだけに今回の就職発表は関係者を驚かせている。
これまでもご公務につかれる前に海外留学をされている皇族は少なくない。天皇陛下、秋篠宮さま、秋篠宮家次女、佳子さまと姉の小室眞子さん、高円宮家長女、承子さまらはイギリスに、故・高円宮憲仁親王はカナダへの留学経験がある。
「留学というのは皇族にとってある意味『自由になれる期間』でもあるんです」
前出の皇室ジャーナリストはそう述べ、皇族ならではの事情について説明する。
「まず、誰もがお顔を知っている日本と異なり、海外では羽を伸ばせる貴重な時間でもあるんです。天皇陛下もご自身の著書『テムズとともに』でも述べられていたように、初めて自炊をしたり、洗濯したり。クレジットカードを使うのも初めて、という方もいらっしゃいました。日本で周囲の人がやってくれる、ご自身で経験できないことがとても多いんですね」
そのため、両陛下も愛子さまにそうした時間を過ごしてもらうため、留学を勧められるものだと思われていた。
しかし、今回の就職内定の理由には、愛子さまの「ある覚悟」があったことを、前出の皇室ジャーナリストは推測している。
「この選択は、愛子さまにとっての成年皇族としての『自覚』、そして『覚悟』の現れなんです」
後編記事『「留学するのは厳しい」…愛子さま「日赤内定」のウラにあった「皇室の事情」と、「意外な人物」への気遣い』では、皇室の抱える問題などについて、続けて報じる。

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