南極の温暖化 ペンギン7割減少

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地球温暖化の影響で、南極の西側に生息するアデリーペンギンが、およそ7割も減少していることがわかった。
南極大陸で卵を産み、子育てをするアデリーペンギン。
ペンギンのメスは産卵後、卵をオスに任せて栄養を取るために海に向かい、その間オスは、3週間も飲まず食わずで卵を温める。
ペンギンは、夫婦が協力して子育てをしているが、地球温暖化の影響で氷が減り、この30年間で、南極の西側で、およそ7割も減少しているとの調査結果が出ている。
国立極地研究所生物圏研究グループ・國分亙彦さん「(南極半島周辺では)海氷が減って、餌になるナンキョクオキアミが減ってしまって、ペンギンも数を減らしている」
ペンギンの生態を調べている國分さんによると、今後ペンギンに新しい海洋観測機器などを取りつけ、南極の海の中の環境の変化に、生き物がどう影響を受けているのかを探る予定。

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