作曲家の一柳慧さん死去、89歳 現代音楽をけん引

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インタビューに答える一柳慧さん=2018年9月、東京都渋谷区
斬新な前衛音楽で現代音楽をけん引した作曲家、ピアニストで文化勲章受章者の一柳慧さんが7日午後0時37分、東京都内の病院で死去した。89歳。神戸市出身。葬儀は近親者で行う。後日、お別れの会を開く予定。喪主は長男慶氏。
米ジュリアード音楽院で学び、米国を代表する前衛音楽の作曲家ジョン・ケージさんらと実験的な音楽活動を展開した。帰国後、ケージさんが追求した「偶然性の音楽」を日本に紹介。雅楽や邦楽器を含む幅広いジャンルの作品を手がけた。
代表作に交響曲「ベルリン連詩」、モノオペラ「火の遺言」。紫綬褒章、旭日小綬章。2018年に文化勲章。オノ・ヨーコさんの元夫。
2018年11月、文化勲章の親授式を終え、記者会見する一柳慧さん=宮内庁

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