強い揺れ、元日の北陸直撃 避難住民「連絡取れぬ」

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地震で倒壊した金沢市の大野日吉神社の鳥居=1日午後4時50分ごろ
避難した住民は持参した毛布にくるまりながら身を寄せ合い、互いの家族の安否を気遣った。元日の北陸地方を最大震度7の強い揺れが直撃した。石川県を中心に複数の家屋が倒壊し、大規模火災が発生。断水や停電も相次いだ。
「役場に来る途中、何軒か家がつぶれていた。川に車が落ちているのも目撃した」。石川県能登町の女性職員が話した。輪島市役所の男性警備員によると、敷地内の地面が陥没。羽咋市の男性職員は「断水や家屋の倒壊の連絡が複数あった」と明かした。
石川県庁に避難してきた金沢市内の沿岸部に住む男性(63)は「親戚が珠洲市に住んでいるが、まだ連絡が取れていない」と心配そうに話した。
金沢市内の神社では鳥居が崩壊。住民100人以上が高台から不安そうに海の様子を見つめていた。同市立大野町小学校には約50人が避難。近くに住む80代男性は「こんな地震は初めてだ。2分近く揺れて怖かった」。
新潟県上越市の上越妙高駅。構内は天井がきしむようにバキバキと音を立てた。富山市内の大型商業施設は床が波打つほどに激しく揺れた。

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