日本犬6種の一つの北海道犬、こんなにかわいいのに知名度低く…いつか「絶滅危惧種になる」

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札幌市北区の梅本博さん(78)の自宅で、5日に生まれたばかりの天然記念物「北海道犬」の赤ちゃん4匹がすくすくと育っている。
北海道犬は6種の日本犬の一つに数えられるが、知名度の低さや愛好家の高齢化で数が大幅に減っており、関係者から「絶滅危惧種になる」との声も聞かれる。
地域ごとに形や毛色などに特色があったが、近年は交雑も進む。今回、生まれたのは「千歳系」の犬。1927年生まれの阿久号を始祖としていて、30代目の子孫になるという。
基準となる原種を残したいと約50年にわたり育ててきた梅本さん。「高齢なので最後まで面倒をみられるかわからないが、1匹ぐらいは直接育てて、この貴重な血筋の犬が欲しいという人がいたら引き継ぎたい」と話した。

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