冬眠しないクマ「非常に異例な状況」 各地で目撃&被害相次ぎ…環境省が初の検討会

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全国でクマの出没と人への被害が相次いでいることを受け、環境省は初めて専門家による検討会を開きました。担当者は、一部に冬眠しないクマが出没するなど「非常に異例な状況になっている」と話しています。
■秋田・鹿角市 今月だけで…6回も目撃
雪をかき分け走り回るクマ。冬眠するはずの12月になっても、各地でクマの目撃が相次いでいます。
撮影者
「クマが現れた。今、俺の目の前にいる。めっちゃカキ食っている。めっちゃカキ食っているよ」
26日も、秋田県鹿角市や岩手県奥州市などでクマが出没。鹿角市の担当者によると、例年は9月以降、クマの目撃情報は入らないということですが、今月だけで6回も目撃されたといいます。
■新潟 窓を開けたら「トコトコトコトコ」
「クマ出没特別警報」を3年ぶりに発表した新潟県。今月の目撃数が過去最多の51件に上ったことから、当初、先月末までだった期限を来年1月末まで延長しました。
近隣の住民
「ここをずっとトコトコトコトコ歩いていく姿が、窓を開けたら見えた。冬眠しないんだね。本当にびっくりした」
「怖い。あまり外を出歩きたくない。(クマが)出たという情報が出たら、すぐに家に入る」
■「非常に異例な状況」環境省が初の検討会
札幌近郊では9月以降、3頭の子グマを連れたヒグマがたびたび目撃されているといいます。
環境省の担当者
「現在、クマ類は冬眠の時期を迎えておりますけれども、一部にまだ冬眠に入っていないクマが出没するなど、非常に異例な状況となっております」
クマによる被害が相次いでいることから、環境省は26日、専門家による検討会を初めて開催しました。

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