「校舎やホテルでわいせつな行為を繰り返し」…元中学校長「撮影動画を校長室に保管」戦慄の素顔写真

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「被告は勤務していた中学校の女子生徒2人に対し、校舎やホテルでわいせつな行為を繰り返し動画を撮影していた」
検察側は教師だった男の犯行について、こう説明した。
12月19日、児童買春・ポルノ禁止法違反罪に問われている東京都練馬区内の公立中学校の元校長・北村比左嘉被告(56)の初公判が東京地裁で行われた。北村被告は’09年から’13年にかけ、当時勤務していた中学校で顧問を務めていた部活の女子部員2人へ何度もわいせつな行為をしたとされる。北村被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
「北村被告は女子生徒とのわいせつな行為を撮影し、データを校長室の机の引き出しにカギをかけ保管していたそうです。検察側によると、逮捕後に北村被告は警察に対しこう供述していたとされます。『(データを)削除するのがもったいないと思い後で見るために保管していた』と。校長室へ持ち込んだのは、自宅では再婚した奥さんに見つかる恐れがあるからだそうです。
北村被告は別の女子生徒へ性的暴行を加えたとし、準強姦致傷の疑いでも逮捕されています。この容疑案件では、マッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出しわいせつな行為をしたとか。北村被告は警察に対し『姦淫(かんいん)の意識はありませんでした。被害者のことが好きになり欲求を抑えられませんでした』と話していました」(全国紙司法担当記者)
『FRIDAYデジタル』は9月14日配信の記事で、北村被告が最初に逮捕された事件について詳しく報じている。再録して、元校長の信じられない犯行の一部始終を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。
「過去に先生からわいせつな行為を受けていました」
事件は、東京都教育委員会「第三者相談窓口」への1本の電話から発覚した。連絡したのは被害を受けた女性だ。担当者と何度かやり取りを重ねた末に、女性は警察へ相談。警察が加害者と思われる中学校校長の勤務先や自宅を調べると、校長室の机の中から元教え子である女性の裸の画像などが保存されたビデオカメラが見つかったという。
9月10日、警視庁捜査1課が児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで逮捕したのが北村被告だった。
「警察の調べに対し、北村被告は『女子生徒の体を触っている様子や裸の画像が入ったカメラを所持していたことは間違いありません』と犯行を認めていました。動機や状況については次のように話しているとか。『再び見ることがあると思い(画像を)保存していました』『女子生徒の下半身を触っている画像を撮っていました』と。
被害女性は、北村被告が以前勤務していた都内の中学校の教え子だったそうです。北村被告は『好意を持っていた』と。ビデオに保存されていたのは彼女の画像だけではありません。別の少女を撮影したとみられる動画も見つかっており、警察は余罪があるとみて捜査を進めています」(全国紙社会部記者)
都内の名門公立高校から国立大学へ進学した北村被告。大学では教育学部で学び、主に理科の研究に力を注いでいたという。保護者や生徒からの評判は決して悪くなかった。
「各メディアの取材に、勤務先の卒業生などは『明るくて優しい』『いつもニコニコしていた』と前向きな答えをしています。北村被告は国立大学を卒業後、文京区内の中学校に勤務。’19年4月に練馬区内の中学校校長に就任しました。剣道部の顧問を務めるなど熱心な教師だったようです」(同前)
11月に懲戒免職処分を受けた北村被告。事件発覚後、練馬区教育委員会は会見を開き次のように謝罪した。
「子どもを教え導く立場にあり学校の最高責任者である校長が逮捕され、誠に申し訳ございません。被害を受けられた方、生徒、保護者、区民の皆様に深くお詫び申し上げます」
近年、学校や塾の教師によるわいせつ事件が頻発している。9月11日には、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師が強制わいせつなどの容疑で再逮捕されたばかりだ。
「こども家庭庁は、英国の制度を参考に犯罪歴を確認できる『日本版DBS』を活用する意向です。学校や塾が教師や講師を採用する際、犯罪照会システムを確認できるようにする制度。教師によるわいせつ事件への抑止力になるのではと、期待されています」(別の社会部記者)
「好意を持っていた」は言い訳にならない。自らの欲望を抑えられなかった北村被告は、子どもたちや保護者に生涯忘れられないキズを与えてしまった。

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