茨城県日立市役所前と東海村役場に車が突っ込み3人が重軽傷を負った事件で、村役場への建造物損壊容疑で逮捕された自称運転手、益子泰容疑者(53)=日立市=が「家族関係でトラブルがあった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で明らかになった。
【写真まとめ】東海村役場に突っ込んだ車 一方で益子容疑者は、同村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCО)」が1999年に起こした臨界事故を挙げ、「事故の影響で体調が悪くなった」とも供述しているという。村関係者によると、益子容疑者は事故当時、JCOから約350メートルの距離に住み、2011年ごろに転出した。
県警は、益子容疑者の自宅から通院関係の資料や電子機器などを押収。村への相談の有無など村に恨みを転嫁させた経緯を調べる一方で、複合的な要因で事件を起こしたとみて捜査を進めている。 捜査関係者や近隣住民によると、益子容疑者は6日午後1時ごろ、同じ団地の別の棟に住む母親と、母親の乗用車で外出中に日立市役所前広場で開かれていた障害者支援のバザーに突っ込んだ。その後、団地で別の車に衝突して母親ごと乗用車を乗り捨て、自身の車で東海村に向かったとみられる。【西夏生、木許はるみ、長屋美乃里】
一方で益子容疑者は、同村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCО)」が1999年に起こした臨界事故を挙げ、「事故の影響で体調が悪くなった」とも供述しているという。村関係者によると、益子容疑者は事故当時、JCOから約350メートルの距離に住み、2011年ごろに転出した。
県警は、益子容疑者の自宅から通院関係の資料や電子機器などを押収。村への相談の有無など村に恨みを転嫁させた経緯を調べる一方で、複合的な要因で事件を起こしたとみて捜査を進めている。
捜査関係者や近隣住民によると、益子容疑者は6日午後1時ごろ、同じ団地の別の棟に住む母親と、母親の乗用車で外出中に日立市役所前広場で開かれていた障害者支援のバザーに突っ込んだ。その後、団地で別の車に衝突して母親ごと乗用車を乗り捨て、自身の車で東海村に向かったとみられる。【西夏生、木許はるみ、長屋美乃里】