米兵「意識障害で責任能力欠いた」と主張 体当たりで4人けが訴訟

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神奈川県逗子市の路上で米兵から体当たりされて後遺症が生じたなどとして、被害にあった男女4人が米兵に慰謝料など計約2200万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が8日、横浜地裁(藤沢孝彦裁判長)であった。米兵側は「急性アルコール中毒による意識障害の状態であり、故意ではなく、責任能力を欠いていた」などとする準備書面を提出し、棄却を求めた。米兵の主張が明らかになるのは初めて。
【写真で見る】社会に衝撃を与えた事件 訴状などによると、20~50代の男女4人は2022年7月9日夜、逗子海岸近くの路上で、米海軍横須賀基地所属のクリーガー・ダニエル米兵(30)=傷害罪で起訴=に背後から突き飛ばされたり、蹴られたりしたなどとしている。 準備書面によると、米兵は事件当時、せん妄を伴うアルコール中毒の影響で、意識障害の状態だったと主張。「民法上の責任能力を欠く状態であり、その間に生じた賠償責任は免責されるべきだ」などと反論した。【園部仁史】
訴状などによると、20~50代の男女4人は2022年7月9日夜、逗子海岸近くの路上で、米海軍横須賀基地所属のクリーガー・ダニエル米兵(30)=傷害罪で起訴=に背後から突き飛ばされたり、蹴られたりしたなどとしている。
準備書面によると、米兵は事件当時、せん妄を伴うアルコール中毒の影響で、意識障害の状態だったと主張。「民法上の責任能力を欠く状態であり、その間に生じた賠償責任は免責されるべきだ」などと反論した。【園部仁史】

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