社会に出てからも実家に住み続けている、自称「最強の子供部屋オジサン」と豪語する財前光希さんの1日のルーティーンについては〈32歳・実家暮らしの正社員「子供部屋オジサン」の1日を完全公開…毎日どのような生活をしているのか？〉で紹介した。
本稿では引き続き、筆者が聞き手となり、子供部屋オジサンの週末のライフスタイルについて解き明かしていく。
聞き手：佐藤大輝（一人暮らし歴14年目）
――とても示唆深い「子供部屋オジサン日記」のご紹介ありがとうございました。思ったよりも平々凡々な感じの毎日を過ごされているんですね。
そりゃあ佐藤さんみたいな刺激的な人生と比べたら見劣りすると思います。安心安定とは無縁のジェットコースターのような人生に、僕は少し憧れがあります。
――私の話は置いておいて、さっそく質問させていただきますが、日記の末尾に書かれている「金曜夜以降のライフスタイル」について詳しく教えていただけますか？
わかりました。僕の金曜夜ですが、1週間の疲れを取るために、仕事終わりにサウナに直行することが多いです。汗だくになった後、冷水に浸かり、外気浴で心も身体も整えます。
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その後は、お気に入りのラーメン屋へニンニク山盛りの醤油ラーメンを食べに行きます。帰宅後はラーメンで汗をかいた身体を清めるためシャワーを浴び、部屋でダラダラしてから眠りに落ちます。
――なるほど。つまり健康と不健康の交互浴により、心身を整えているわけですね。土曜、日曜の過ごし方についても教えてください。
いつもより2時間くらい遅い、朝の8時頃に起床しています。もちろんアラームはかけていません。社会に出てから朝方の生活リズムが染みついているのだと思います。なお朝のルーティーンは平日も休日も同じですが、土曜は食事の後に部屋の掃除を行っています。その後は、日によってバラバラですかね。
――ぜひ詳しくお願いします。
えっと、例えば1日中、YouTubeやテレビを見て過ごしたり、近所の川辺沿いをサイクリングしたりと、気の向くままに過ごしている感じです。土曜の18時からは所属しているテニスクラブの練習日なので、基本的には参加しています。
ただし、ふらっとマイカーで旅に出ることも多いです。日帰り、あるいは1泊2日で、けっこう遠くまで出かけることもあります。マイカーは7人乗りなので、車中泊が多いんですけど。
――ここ最近、具体的に訪れた場所を教えてください。
んー、いつ行ったかは忘れちゃったんですけど、1泊2日で長野の戸隠へ蕎麦を食べに行きました。日帰りだと、静岡で鰻。銚子で海鮮丼。大洗だとめんたいパークに行きました。
――ご当地グルメが目的な感じですね。
はい。食べることが大好きで、休日の昼は気になっている店に食べに行くことが多いです。先月はエジプト料理専門店でコシャリという国民食をいただきました。昨年エジプトに遊びに行った際に現地で食べたのですが、なんだか恋しくなっちゃって……。
ちなみに今年はドバイでラクダのステーキを食べました。筋肉質な食感でしたが、美味しかったです。
――失礼ですが、お友達と遊んだりはしないのですか？
内向的な性格なのであまりないですかね。昔は結婚式などをキッカケに、大学時代の友人と集まることもありましたが、ここ3～4年間はパッタリ音沙汰無しです。みんな家庭を持ったりで、それぞれの人生を歩んでいるのだと思います。
――社会人あるあるですね。嫌いになったわけではないのに、不思議ですよね。それから失礼を承知でお聞きしますが、異性とデートなどはしないのですか？
ないですね。ただし春頃、人生で初めてマッチングアプリに挑戦したことはあります。そこでマッチングした同年代くらいの女性とデートの約束が決まり、鼻息荒く集合場所（千駄ヶ谷のモスバーガー）に向かいました。
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しばし談笑を楽しんだ後、その女性から「将来やりたいことある？」と唐突に聞かれて……。最終的にマルチ商法の勧誘をされました。その場では回答を濁したのですが、帰宅後、アプリのアカウントを削除しました。
――最後に、読者がクスッと笑顔になれる話題をもう一つお願いします。
実は僕、2週間に1回くらいのペースで夜の街にも遊びに行くんです。新卒で働き始めた時から全国各地の色んな店に通いました。今は推しの子がいる店ばかり通っています。
その子はコロナのせいで一時は国へ帰ってしまったんですが、その際に連絡先を交換。最近「日本に戻って来たよ」と連絡がありました。若い頃は病気になり入院したこともありましたが、めげずに今も……。
――すみません。『マネー現代』は真面目なコンテンツを提供するサイトなので、このあたりで終わりたいと思います。取材のご協力、ありがとうございました。