山梨遺体遺棄、交際相手が警察に虚偽説明か 車内の血痕「仲間とけんかで」

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山梨県の山林で東京都江戸川区の女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された交際相手の渥美遼馬容疑者(31)が、血痕が付いた車が見つかった際、警察官の事情聴取に「仲間とけんかして出たもの」と虚偽の説明をしていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁小松川署捜査本部は同日、渥美容疑者を送検、女性が死亡した経緯を知っているとみて調べる。
捜査関係者によると、渥美容疑者は5月下旬ごろ、以前から取引のあった中古車販売店から代車としてワゴン車を借りていた。渥美容疑者が返却に応じなかったため、店の関係者が渥美容疑者の自宅付近で車を捜していたところ、7月初旬、江戸川区内で後部座席に血痕が付いた状態で発見した。
不審に感じた店関係者の110番通報を受けて事情を聴いた警察官に対し、渥美容疑者は「仲間とのけんかで出たもの」と説明したという。当時は野本結梨香さん=当時(18)=の行方不明届が出ておらず、明確な事件性も認められなかったことから車は廃車されたが、警察署が血痕を保存。野本さんの失跡が判明し、渥美容疑者が浮上したため鑑定したところ、血痕のDNA型が野本さんのものと一致した。車が放置されていた場所は野本さん方から約1キロほどの場所だった。

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