大分市内の工場で2016年、当時36歳の男性が機械に頭を挟まれ死亡した事故をめぐり、遺族が会社や上司らに損害賠償を求めた裁判で大分地裁は30日、およそ4700万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
【写真を見る】バキュームカーの蓋に頭を挟まれ男性作業員が死亡 会社側に約4700万円の損害賠償命じる判決 大分 この事故は2016年、パンパシフィック・カッパー佐賀関精錬所の構内で関連会社の男性作業員(当時36)が清掃に使われるバキュームカーの蓋に頭を挟まれ、死亡したものです。
遺族は事故を防ぐための安全対策を怠ったとして会社や当時の上司らに対し、およそ7000万円の損害賠償を求めていました。 大分地裁で30日に開かれた判決で、武智舞子裁判長は事故を防ぐための安全対策を怠った上司の過失と会社の使用者責任を認め、およそ4700万円の損害賠償を支払うよう被告側に命じました。 一方で原告側が主張していた他の従業員の注意義務違反や会社の安全配慮義務違反などについては認めず、請求を退けました。
この事故は2016年、パンパシフィック・カッパー佐賀関精錬所の構内で関連会社の男性作業員(当時36)が清掃に使われるバキュームカーの蓋に頭を挟まれ、死亡したものです。
遺族は事故を防ぐための安全対策を怠ったとして会社や当時の上司らに対し、およそ7000万円の損害賠償を求めていました。
大分地裁で30日に開かれた判決で、武智舞子裁判長は事故を防ぐための安全対策を怠った上司の過失と会社の使用者責任を認め、およそ4700万円の損害賠償を支払うよう被告側に命じました。
一方で原告側が主張していた他の従業員の注意義務違反や会社の安全配慮義務違反などについては認めず、請求を退けました。