日大アメフト部をめぐって、大学の寮で麻薬を所持した罪に問われている男子部員の初公判が東京地裁で開かれました。男子部員は起訴内容を認め、ほかにも部内で使用していた人がいる可能性を示唆しました。
日大アメフト部員で3年生の北畠成文被告（21）は今年7月、東京・中野区の寮の部屋で覚醒剤を麻薬と誤って認識し所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われています。
初公判で北畠被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、「被告は高校3年生の冬以降、地元の友人の勧めで大麻を始めた」「大学入学後は友人らと寮の屋上や部屋で使用していた」などと指摘しました。
その後の被告人質問で、北畠被告は「部活、大学関係者に大変迷惑をかけ、申し訳ないと思っています」と陳謝。弁護人から大麻について「部活で何人くらい使っていたか」と問われると、「10人程度だったと思います」と証言しました。