発達障害の女性から1300万詐取疑いで男逮捕、判断能力の弱さにつけ込む

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発達障害を持つ女性の判断能力の弱さに乗じて現金をだまし取ったとして、京都府警南丹署は準詐欺の疑いで、同府亀岡市古世町西向林の児童養護施設職員、井上充善容疑者(39)を逮捕した。
「ギャンブルに使った」などと供述し容疑を認めているという。
逮捕容疑は令和3年2~10月、同府京田辺市のアルバイトの女性(27)に57回にわたり「家賃の前払いが必要」などとスマートフォンでメッセージを送り、現金計約1300万円を詐取したとしている。
南丹署によると女性には自閉スペクトラム症などの発達障害があり、当時は井上容疑者が勤務していた不動産会社を介し、同府南丹市のマンションで一人暮らしをしていた。容疑者は家賃の前払いや更新料などの名目で、女性から一回につき数万から数十万円を受け取っていた。
家賃未納の連絡を受けた母親がマンションに女性がいないことに気付き、南丹署に相談。その後、容疑者への支払いで生活に行き詰まった女性が、南丹市から保護を受けて入院していることが判明し、同署が経緯を捜査していた。

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