去年11月、愛知県愛西市で新型コロナワクチンの接種を受けた女性が死亡した問題で、遺族が市を相手取りおよそ4500万円の損害賠償を求めて提訴しました。
【写真を見る】コロナワクチン集団接種会場で体調急変し死亡「僕は絶対許せない」妻を亡くした夫が市を提訴 約4500万円の損害賠償求める (飯岡英治さん)「遺族や妻のことを考えずに自分の言いたいことだけ言っている。僕は絶対許せない」 30日、報道陣を前に怒りをあらわにして語ったのは愛西市の飯岡英治さん46歳。去年11月、当時42歳だった妻・綾乃さんを亡くしました。
綾乃さんは愛西市の集団接種会場で新型コロナワクチンを接種した直後、体調が急変し死亡しました。 この問題を巡っては市がその後、事故調査委員会を設置して医師らの聞き取り調査を行い、ことし9月に報告書をまとめました。 【愛西市役所 ことし9月】(調査委員会 長尾能雅 委員長)「ワクチン接種後極めて短時間に患者が急変し死亡に至った。アナフィラキシーが関与していた可能性が高い」 さらに報告書では、綾乃さんの体調が急変した際、「早期にアドレナリンが投与された場合、救命できた可能性を否定できない」と結論づけました。これを受け、日永貴章市長は…。 Q .医療ミスによる医療事故だと市は判断する?(愛西市 日永貴章市長)「現時点では私が報告書を受け取ったのでそのような判断を私自身はしかねる」 日永市長は医療ミスによる医療事故かどうか明言せず、今後、市として結論を出す方針を示していました。 【名古屋・中区 11月30日】(飯岡英治さん)「1年経ったが、妻への思いは変わらない。愛西市の対応があまりにも悪いので当時よりも怒りが増している。愛西市から遺族に対する謝罪と妻に対する謝罪を求めていきたい」 英治さんら遺族は、「接種後、綾乃さんにアナフィラキシーが疑われる症状があったにもかかわらず、医師や看護師がアドレナリンを投与しなかったために綾乃さんが死亡した」として、医師らを使用した市に対し、慰謝料などおよそ4500万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。英治さんは市からの謝罪を求めています。 一方、市は訴状が届いていないとして「コメントを差し控えさせていただきます」と話しています。
(飯岡英治さん)「遺族や妻のことを考えずに自分の言いたいことだけ言っている。僕は絶対許せない」
30日、報道陣を前に怒りをあらわにして語ったのは愛西市の飯岡英治さん46歳。去年11月、当時42歳だった妻・綾乃さんを亡くしました。
綾乃さんは愛西市の集団接種会場で新型コロナワクチンを接種した直後、体調が急変し死亡しました。
この問題を巡っては市がその後、事故調査委員会を設置して医師らの聞き取り調査を行い、ことし9月に報告書をまとめました。
【愛西市役所 ことし9月】(調査委員会 長尾能雅 委員長)「ワクチン接種後極めて短時間に患者が急変し死亡に至った。アナフィラキシーが関与していた可能性が高い」
さらに報告書では、綾乃さんの体調が急変した際、「早期にアドレナリンが投与された場合、救命できた可能性を否定できない」と結論づけました。これを受け、日永貴章市長は…。
Q .医療ミスによる医療事故だと市は判断する?(愛西市 日永貴章市長)「現時点では私が報告書を受け取ったのでそのような判断を私自身はしかねる」
日永市長は医療ミスによる医療事故かどうか明言せず、今後、市として結論を出す方針を示していました。
【名古屋・中区 11月30日】(飯岡英治さん)「1年経ったが、妻への思いは変わらない。愛西市の対応があまりにも悪いので当時よりも怒りが増している。愛西市から遺族に対する謝罪と妻に対する謝罪を求めていきたい」
英治さんら遺族は、「接種後、綾乃さんにアナフィラキシーが疑われる症状があったにもかかわらず、医師や看護師がアドレナリンを投与しなかったために綾乃さんが死亡した」として、医師らを使用した市に対し、慰謝料などおよそ4500万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。英治さんは市からの謝罪を求めています。
一方、市は訴状が届いていないとして「コメントを差し控えさせていただきます」と話しています。