「三島由紀夫先生が大好きだ」防衛省で警備員に刃物突きつけ 45歳男を逮捕

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防衛省の警備員に刃物を突き付けるなどしたとして、警視庁牛込署は暴力行為処罰法違反と銃刀法違反容疑で、東京都新宿区の居酒屋経営、前林誠容疑者(45)を逮捕した。
前林容疑者は「包丁はポケットに入れていたが(警備員には)向けていない」と容疑を一部否認している。
同署によると、前林容疑者はタクシーで防衛省前に乗り付けており、タクシー内で「俺は三島由紀夫先生が大好きだ。頑張れって言ってやりたいんだよ、岸田(文雄首相)」などと話していたという。
逮捕容疑は10月21日午後4時50時ごろ、新宿区市谷本村町の防衛省で、正面玄関の警備に付いていた警備員に包丁を突き付けたなどととしている。
警備員は敷地内に逃げて門を閉め、けがはなかった。前林容疑者は門の付近にある縁石に腰かけ、包丁で自分の腹を刺すようなまねをしていたが、包丁を付近の植え込みにさした後、タクシーで逃走したという。防犯カメラの映像などから前林容疑者が浮上した。
犯行当日の午前中には、任務中に殉職した隊員を追悼する「自衛隊殉職隊員追悼式」が開かれ、岸田首相や木原稔防衛相が参列していた。

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