初代・達人に羽生善治九段 50歳以上の達人戦で優勝

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満50歳以上の棋士が頂点を競う将棋の第1回「達人戦」準決勝・決勝が25日、東京・立川の「TACHIKAWA STAGE GARDEN」で指され、先手の羽生善治九段が丸山忠久九段に勝利。日本将棋連盟の会長に就任後初の棋戦優勝を果たし、初代・達人に輝いた。
永世称号を持つ羽生はシードで本戦から出場。24日に行われた準々決勝で深浦康市九段に勝利し、25日の準決勝で名人戦七番勝負を9期戦ったことがある森内俊之九段との平成のゴールデンカードも制し、決勝まで勝ち上がった羽生。予選から勝ち上がり組で勢いに乗っている丸山にもその力を見せつけ、頂点に立った。
6月から日本将棋連盟の会長も務めている羽生。会長の棋戦優勝は佐藤康光九段が会長就任直後に優勝した17年のNHK杯以来、6年ぶりとなった。

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