「ご理解を頂きたい」約2.8兆円の24年ぶり為替介入 鈴木財務大臣

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先月行われた24年ぶりの円買いドル売りの「為替介入」の金額が2兆8000億円あまりとなったことについて、鈴木財務大臣は「総合的に判断した結果でご理解を頂きたい」と述べました。
財務省は、先週ホームページ上で8月30日から9月28日までの為替介入の金額について、2兆8382億円だったと公表しました。1998年4月を上回り、過去最大となります。
先月22日に介入した際には1ドル=145円80銭前後で推移していた円相場が一気に円高方向に触れ、一時、140円台までおよそ5円上昇しましたが、日米の金利差が改めて意識され再び徐々に円安が進行し、きょうは1ドル=144円台後半で推移しています。
鈴木大臣は為替介入について「当時の動きをみて総合的に判断した結果で、ご理解を頂きたい」とした上で、「やはり一番困るのは急激に一方的に動く、投機筋の動きで、今後とも必要に応じて断固たる措置をとる」と介入が投機筋の動きに対する「けん制」になっていることは間違いないと強調しました。

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