【絶対仕事辞めるマン】「お父さんが早く死ねば家のローンがなくなるんだよ」子どもにそう吹き込み、毎日のようにボコボコに…「凶暴な母上」のもとで育った46歳独身男性が持つ「特殊な結婚観」

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超就職氷河期時代になんとか就職を決めた「絶対仕事辞めるマン」さんは入社日にあまりにも酷いブラック労働環境を目の当たりにし、その日にFIREと節約を決意する。以降初任給から20年間、人生を賭けた圧倒的蓄財活動が実を結び、20代30代を棒に振りながらも40代にして資産9600万円を達成。そんな絶対仕事辞めるマンさんが自身の実体験をもとに考えた「FIREと結婚」について。
最近はFIREブームに火が付き、蓄財をして早期退職を狙う方が増えています。若めの時期からとにかく蓄財を行って、比較的早い時期にイヤな会社や労働とオサラバするのはひとつの理想的な人生なのかもしれません。
そうは言ってもFIRE修行はとても難易度が高く、ある意味人生の一大事業です。人生に決定的な影響を及ぼし、時に家族構成も左右します。
個人的見解ではありますが、子供がいないケースならばFIREが簡単な順に…
稼ぎが多い共働き>独身>稼ぎが少ない共働き>専業主婦家庭
という感じになるのではないかと思います。
photo by gettyimages
夫/妻が同じくらいの稼ぎがあるなら独身より共働きのほうが絶対早いですよね。家賃や食費が折半だし、夫婦で同じ方向を向いてFIREを目指せば最強です。何より二人の考えが一致することが重要ですね。
他方、子供がいると養育費や諸々の時間的拘束が発生するのは事実で、FIREの難易度は段違いに上がります。金銭的なことに加えて、お父さんだけが「仕事がいやだ!辞めたい!」などと言っていてはせっかくの家庭が崩壊しそうな気もします。家族の理解も必須だと思われます。
21年前の就職活動の時に、某企業の説明会で言われた社員さんの言葉がすごく頭に残っています。
「就職先は人生を大きく左右するのでよく考えて頑張ってください。あ、でも結婚のほうが左右するかな。ハハハ… ハァ」
みたいなことを言っていました。ジョークだったのか、彼の家庭に何があったのかは存じませんが、その時は2つともミスってはならないと思ったものです。
さて、わたくし筆者こと絶対仕事辞めるマンは、FIREを目指して貯金すること20年半。独身を貫いて蓄財に励んだ氷河期世代です。上記の1つ目の選択を大きくミスり、ずっとブラック企業でヘロヘロになりながら働いております。
特に収入が高いわけでもありませんが「独身」というゲタを履くことでFIRE蓄財を効率よく進めてきました。とにかくブラック企業から逃げ出すことが第一義、まともに結婚することなど後回し。色んなものを切り捨てて特化したというわけです。
しかし人生長く生きていれば恋愛沙汰や結婚話の一つや二つはあるものです。今回はFIRE修行に絡んでそんなよもやま話を書いていきたいと思います。
いきなり超暗い話になりますが、実のところ私は幼少期にあまりいい家庭で育ってないんですね。両親の離婚はなかったものの、母がちょっと変わり者でひたすら父の悪口を吹聴しているような環境でした。結構平気な顔で「お父さん早く死ねばいいのにね~」「そしたら家のローンがなくなるんだよ~」などととんでもないことを吹き込まれていました…。
父が何をしでかしてこんな怒りを買ったのかはわかりませんが、今思えば母の精神状態は常に相当不安定だったのだと思います。さらには母の機嫌によっては私と弟は毎日のようにボコボコに殴られ、飯抜きや完全無視なども多かったです…。
これ、今の時代だったら余裕で児相案件ではないでしょうか(笑)
子供の頃の家庭がそんな状態だったので、私は「家庭」というものにはあまりいい印象がありませんでした。大人になって誰かと結婚してもどうせ嫁に虐げられるんだろうな…とか子供ながらに思っていたんですね。
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もちろん成長するに従ってどうやらうちは普通ではないぞ? と気が付き考えは軌道修正されたものの、最初に心に染み付いたイメージはなかなか払拭できないものです。
時を経て私もたまに彼女ができたりするようになります。大学生の頃から散発的にですね。
もちろん楽しく付き合っていたのですが、長く付き合っていると結婚のことも当然頭をよぎります。しかしここでぶりかえすんですね。過去の悪しき家庭のイメージが…。
円満な家庭というのはテレビや映画で見て知っているし、彼女の家も普通なので、まあうまくやっていけるんじゃないか?と思いはするものの…どうにも疑ってしまうのです。結婚してからこの人が豹変したらどうしよう、と。もしくは、自分がそうなるのかも、とか。
こうやって一歩腰が引けている私は、付き合うことはあっても積極的に結婚の方向へ突っ込んでいくことはありませんでした。ましてやFIRE修行を始めてからは、金銭的にも独身のほうが圧倒的に有利なので、とにかく自分の身だけを守るようになっていったのです。
あともうひとつ、私はかなり過酷な労働環境で働いているので、家庭を持ってしまったらこの身が持たないんじゃないかと感じていました。良妻に恵まれて苦労を分かち合うケースなら良いものの、万が一わが母上のような狂暴な嫁に貰ってしまったら…もう私は生きていられなかったかもしれません。自分や嫁はともかく子供にまで不幸を背負わせてしまう気がして、それじゃ悪環境の連鎖だよなあ…などとも思っておりました。
実際に私と同じ被虐環境? で育った弟は、結婚はしたものの自らの家庭でかなりの攻撃性を発現してしまい見事に半崩壊させております。私は結婚する前にそのあたりを識別できる自信もなく、結婚は非常にリスキーな行為だと思っていました。
そうして孤独にFIRE蓄財の道をひたすら歩んでいたのですが、まあ悪いことばかりでもないんですね。5000万円だの1億円FIREだの壮大な野望に向かって片道燃料のゼロ戦のように突き進むなんて、家族とまともに民主的に話し合ってできることではないと思うのです。もちろん他者の修正意見がないから、時にはとんでもない方向にすっ飛んでいくのですけど、アクセルベタ踏みで進めるのは独身の強みなのかもしれませんね。
あと私は結構孤独耐性が強いタイプで、一人でいても全然苦になりません。世間ではよく「若いうちはいいけど40過ぎて独身だと急にキツくなるぞ~」のような言説を聞きますが、46歳の今でも一向にキツくなる気配はなく…意外と快適なんですね。もちろん人と過ごしているときも楽しいのですが、「お疲れさまでした~」と別れて一人になった瞬間にホっとしてしまいます。ここも個人差が大きいんでしょうね。
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