被害者が証言「背に腹は代えられない」ワクチン“空打ち”医師再逮捕

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再逮捕された医師の男はSNSで“反ワクチン”を発信し「接種希望者に生理食塩水を打ったことがある」と供述しているといいます。
この医師から接種を受けたことのある男性が取材に応じました。
船木容疑者のFacebookより「ワクチン接種は『方法』にすぎず、『目的』となっているとすれば異常なこと」
「王子北口内科クリニック」の院長、船木威徳容疑者(51)。
去年、愛知県の40代の女性と娘2人にワクチンを接種したと偽り、自治体から委託料およそ1万4000円をだましとったなどの疑いできょう、再逮捕されました。
女性とは「反ワクチン」の考えが一致し、犯行に及んだとみられる船木容疑者。取り調べに対し、こう供述しているといいます。
船木容疑者「ワクチンの接種希望者に生理食塩水を打ったことがある」
船木容疑者から去年、ワクチン接種を受けたという50代の男性が取材に応じました。
北区王子ワクチン被害者の会50代男性「まさかこういうことになるとは思わなかった」
男性は接種後の副反応がないことを奇妙に思い、4か月後に抗体量を検査したところ、結果は“ほぼゼロ”でした。
男性は、ワクチン接種を受ける前から疑念を抱いていた、といいます。
北区王子ワクチン被害者の会50代男性「『毒だからやらない方がいい』というような発言がちょっと所々にあった。船木先生が反ワクチンだということは元から知っていました」
しかし、当時は予約できる医療機関が見つからず、“やむを得ず”船木容疑者の接種を受けたといいます。
北区王子ワクチン被害者の会50代男性「もう背に腹は代えられない状況。そこにワクチンがあるって言ったら『行かないと』という当時の状況でした。主義主張があるなら、それは先生の自由。だったらうちはワクチン打たないよ、というスタンスもできたと思う」
警視庁は、船木容疑者が他にも同様の手口で、ワクチン接種を偽り委託料をだまし取ったとみて余罪を調べています。

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