30代の男性作業員の両手指8本を切断 自衛隊設備が進む馬毛島で事故 県が国に申し入れ

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自衛隊施設の整備が進む種子島沖の馬毛島で30代の男性作業員が両手の親指以外の8本の指を切断する事故がありました。馬毛島では9月も船が衝突する事故があり、県は工事の安全確保に万全を期すよう改めて国に申し入れを行いました。 事故があったのは、自衛隊施設の整備が行われている馬毛島の滑走路の工事現場です。 九州地方整備局によりますと13日午前9時ごろ、30代の男性作業員が他の作業員2人と仮設ハウスの移設作業を行ったあと、クレーン後方のドラムに巻かれたワイヤーが乱れていることに気付き、巻きなおす作業をしていました。その際、両手を挟み親指以外の計8本の指を切断したということです。 男性は病院に運ばれましたが意識はあり、命に別条はないということです。馬毛島では9月も工事関係の作業船と漁船が衝突する事故が起きています。 県は原因の究明と再発防止にしっかりと取り組み、安全の確保に万全を期すとともに工事関係者にも再度、周知徹底を行うよう国に申し入れたということです。

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