男「管理人殺そうと火つけた」、施設内で大声・ドアたたくトラブルも…2人死亡放火

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北海道北広島市の無料低額宿泊所「ロジック21」で男女2人が死亡した放火事件で、現住建造物等放火容疑で逮捕された入居者の無職荻野正美容疑者(67)が「男性管理人を殺そうと思って火をつけた」と供述していることが1日、道警への取材でわかった。
捜査関係者によると、荻野容疑者は、施設内で大声を上げたりドアをたたいたりしてトラブルになっていたといい、道警は詳しい動機を調べている。
道警は同日、荻野容疑者を殺人と同放火容疑で送検した。
捜査関係者によると、荻野容疑者の生活態度に対し、入居者は「一緒に生活するうえで迷惑に感じていた」と説明しているという。施設を運営するNPO法人によると、管理人は「施設長」として住み込んでいた。
また2人の死因は焼死と判明。2人は2階の部屋から見つかり、2階に住んでいた荻野容疑者は「自分の部屋に灯油をまいて火をつけた」と供述している。
一方、同市消防本部によると、消防法に基づく今年8月の施設への立ち入り検査で、灯油を保管するタンクに責任者などを掲示していなかったとして口頭指導を行ったが、それ以外の違反などはなかった。

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