初公判の「頂き女子りりちゃん」3億円も貢がせるも「お前のこと誰が好きなん?」と“粗品ばり”の悪態

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自らを「頂き女子」と名乗り、男性から現金をだまし取るためのマニュアルを販売していた渡邊真衣被告(25)の初公判が11月2日に開かれた。渡邊被告は起訴内容を認めている。
渡邊被告は昨年6月、大学生の家田美空被告(21)に、金をだまし取るマニュアルを2万8000円で販売すると、家田被告は男性2人から1065万円をだまし取ったとされる。
「渡邊被告の供述によると、20歳ごろからホストにのめり込み、風俗で稼いでお金をつぎ込むようになり客から多額の金銭をもらうことに成功してから『頂き女子』と称してだまし取ったそうです。
そしてその手法をマニュアル化してSNSなどで販売。LINEや旧ツイッターなどで購入者の相談に乗るなどしていた疑いがあります」(女性誌記者)
マニュアルの収入は約1993万円と供述。自身の『頂き女子』では総額3億円くらいをだまし取ったと話した。
詐欺ほう助だけでなく、自身も今年4月~8月にかけ、当時50歳だった男性から約3850万円をだまし取ったとして詐欺の罪でも起訴されており、次回の公判で審理される。
YouTubeでは
「世界の平和を守る人妻JK魔法少女りりちゃん!」
とヒーローのような掛け声で決めゼリフを放っているが、検察側の冒頭陳述では実際にベトナム人国籍の夫がいることが明かされた。
渡邊被告がSNSに投稿した音声を聞いてみると
「いまメンタルやられすぎてていつも〇〇くんの優しい温かい言葉に支えられてて、それでがんばれてるからそれ伝えたくて、衝動的に電話かけちゃって今トイレにいるんだけど……」
と甘えながらも切羽詰まったようなテンションで相手に電話をかけている。
しかしその裏ではSNS上で、
《てか50代のじじいで普通に1000万の貯蓄もないやつ全然いるんだけどなんで生きてるの?どうやって生きてられるの?お前のこと誰が好きなん?》
と、男性をバカにするような書き込みを行っていた。
「『お前のこと誰が好きなん?』というのは『霜降り明星』の粗品さんの持ちギャグで、自身に理不尽な暴言や誹謗中傷をしてくる人間などに対して返す言葉です。粗品さんのYouTubeでは一般ユーザーからエピソードを募る“お前のこと誰が好きなん選手権”という企画が人気で、すでに12回も開催している。
このギャグの人気が一人歩きしたのか分かりませんが、3億円もの大金を詐取しておきながら、粗品さんも顔負けの“悪態”をついていたなんて、被害者にしたらたまったものではないでしょうね……」(テレビ局関係者)
詐欺マニュアルを使い、男性の恋愛感情をもてあそぶ。だまされた方も下心があった可能性はあるが、その手法で加害者も増えているのであれば特殊詐欺同然だ。
詐欺で得た金と知りながら貢がせていたとして歌舞伎町のホスト、“狼谷歩”こと田中裕志容疑者も逮捕されている。金をだまし取り、その膨大な金をホストに貢ぎつづける。この“弱肉強食”の構図は異常だと言わざるを得ない――。

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