道頓堀川への“2度漬け”は禁止やで! 人気串かつ店の人形「だるま大臣」はライフジャケット着用

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロ野球日本シリーズ最終戦が行われる5日、串かつ店でも警戒を強めていた。
串かつ店の「串かつだるま道頓堀店」では、店前に置かれている人形「だるま大臣」にライフジャケットが着せられていた。スポーツ報知の取材に応じた橋優作主任は「(ケンタッキーフライドチキンの)カーネル・サンダースの像が道頓堀川に投げ入れられて阪神が優勝できなかったエピソードがある。悪ふざけで投げ入れられるのも怖いですし、本部からのアドバイスで救命胴衣をつけることで話題にもなるかなということでつけています」と話した。
カーネル・サンダースの像は1985年、球団初の日本一の歓喜に暴走した一部の虎党が3冠王の主砲・バースに見立て、道頓堀店(98年に閉店)の店員の制止を振り切ってカーネル像を強奪。胴上げした末に戎橋から投げ捨て、川底に沈めた。その後、長い低迷期間を経て2003、05年とリーグ優勝したが、日本一には届かなかった。ファンは「カーネルの呪いだ」と、当時の“暴走”を悔いた。その後、カーネルは09年に大阪市から水辺整備工事を委託された業者が発見し、道頓堀川から引き上げられた。
戎橋付近は警察が厳戒態勢の警備をしているほか、店の前には従業員が立っているため、人形が道頓堀川へ投げ入れられる可能性は少ない。橋さんは「マナーを守って人に迷惑をかけないように楽しんでほしい。2度人形を落とす事は辞めていただきたい」と道頓堀川への人形の“2度漬け”も辞めるよう求めた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。