加賀藩の前田家、157年ぶりに生前の家督継承…新当主は京都の「イノダコーヒ」社長

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加賀藩祖・前田利家から続く前田家は6日、18代当主利祐(としやす)さん(87)から、長男利宜(としたか)さん(60)に家督を継承する。
3日、利家と妻まつをまつる金沢市の尾山神社で、代替わりを先祖に報告する奉告祭が開かれた。
前田家の当主交代は34年ぶりで、生前の家督継承は1866年以来157年ぶり。利宜さんは1963年、東京都出身。上智大卒業後、三菱商事を経て、2020年から京都の老舗喫茶店チェーン「イノダコーヒ」社長を務めている。
奉告祭には、前田家の家族と関係者ら15人が参列。宮司が祝詞を奏上後、参列者が玉串をささげた。
奉告祭後、利祐さんは「ほっとした」と穏やかに話した。利宜さんは「身の引き締まる思い。この地の皆さんに当主としてどのような役割を示せるか、考えていきたい」と語った。

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