線路内で転倒した妻を助け出した直後に…84歳、電車にはねられ死亡

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3日午前10時35分頃、神戸市北区の神戸電鉄有馬口駅構内の踏切で、同市西区の中川嘉信さん(84)が新開地発三田行き準急電車(4両)にはねられ、全身を強く打って死亡した。
一緒にいた妻(78)も右腕に軽いけがを負った。乗客や乗務員にけがはなかった。
兵庫県警有馬署などによると、同駅にはホームが二つあり、改札とホームを行き来する際などに踏切を渡る構造になっている。中川さんと妻は準急電車を降り、踏切付近に移動した後、妻が遮断機の下りた線路内に転倒した。中川さんは線路側に身を乗り出し妻を引っ張って助け出したが、直後に発車した電車に接触したとみられる。同署が詳しい状況を調べている。この事故で上下線計60本が運休し、7500人に影響した。

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