部下に「絶対につぶす」、通りすがりに舌打ち…小田原市が3年調査せずパワハラ拡大

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神奈川県小田原市は1日、3年前に職員間でのパワーハラスメント問題が発覚したのにもかかわらず、調査を怠っていたと明らかにした。
複数の部下にパワハラ行為をしたとして、上下水道局の男性副課長(52)を減給10分の1(2か月)の懲戒処分にし、「迅速な対応をせず不十分な点があった」と謝罪した。
発表によると、副課長は2020年9月、部下の職員に「絶対につぶす。許さない」などと暴言を吐き、通りすがりに舌打ちするなどして精神的苦痛を与えた。職員からの訴えを受けた職員課は翌月、副課長を別の部署に異動させたが、他の職員への調査などは実施しなかった。今年2月になって、別の職員から同様被害の申告があり、追加調査で新たに7人に対するパワハラが判明した。同課の美濃島栄薫課長は「もっと職員に寄り添った措置をすべきだった」と話した。

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